職人とリフォームプランナー夫婦の狭く深い(?)経験から見た リフォーム現場についてのよもやま話です。

先日とある店舗のトイレをリフォーム工事させて頂きましたので、
ビフォーアフターをご紹介します。

工事前がこちら
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まずは、便器周りの床を撤去します。
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そして、給排水配管やコンセントの配線です。
撤去した床に根太を組んでコンパネを…
といいいたいところですが、東北方面の震災の影響か
コンパネが入手できず、構造合板を貼りました。
この上に5.5mmのベニヤを貼って、下地とします。
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排水配管の位置のために正面に大きなふところが
できることになったので、カウンターにします。
カウンターの下にも構造合板を貼りました。
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そして、左右の壁の足元、床タイルを撤去した部分を隠すことと、
正面のカウンターの仕上げを兼ねて、ポリエステル化粧合板を
腰壁風に貼ります。
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今回は、床材は店舗用のクッションフロアです。
従来はタイルの床で排水口もついていたのですが、
今後の掃除は床を水洗いせず、モップや雑巾の水拭きを
中心にするということで、決定しました。

洗剤への耐性や耐久性を考えると、トイレなら
長尺シートなどのほうがより望ましいのですが、
小店舗で、トイレの利用者も限られることから、
オーナーさんとご相談の上、こちらにしました。

さて、完成です。
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オーナーさんには、完成イメージパースとして、
こちらの3Dパースをお見せしていました。
イメージどうりにできていますでしょうか…?
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ところで、ここまでは、ごく普通のリフォーム。
私が今回、ちょっとしたアイデアとしてご紹介したいのは、
ここからです。
(本当に、小さなアイデアですし、同業者さん向けかな?
 …それに、店舗だからと割り切れる納め方かも…)


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今月初め、とある一戸建てのリフォーム工事に伺いました。

今回のお客様は、知り合いのご年配の大工さんが、長年お付き合い
されていた方で、これからは私たちにお仕事を引き継いで欲しいと、
紹介して下さったのです。

下見にお訪ねすると、和室一部屋のじゅらく壁をクロス貼りにしたい
とのことでした。

こういう場合、本来は、じゅらく壁の上にベニヤなりボードなりを
上貼りしてからクロスを貼りたいところ。

ただし、柱や付け鴨居などとじゅらく壁の「ちり」(段差)があるか、
ベニヤなどが上から留められるような下地があるかどうか、
また、予算や工期などで望ましい施工法が変わってきます。

今回は、じゅらく壁の上に下地調整剤を塗り、その上から全面パテを
して、クロスを貼る、という方法をとることとなりました。

このような施工方法だと、次回クロスの貼り替えで元のクロスをめくる時、
古いじゅらくも一緒にバサっと落ちてくる可能性があるのですが、
あえてその方法で構わない、とのことでした。(次回は建て替え!?)

そこで、ざっくりとその場でお見積り額を提示し、
クロスの柄を決め、工期と段取りをご相談。

見ると、6帖の和室には、タンスが二棹、それに並んで、背の高いお仏壇、
あとは小家具にテレビ、といった状態です。

「私、ひとり暮らしなので、家具はよう動かしません…」とご年配の奥様。

(…う~ん、四方の壁にパテしたり、クロス貼るのに、
 タンスを寄せても作業スペースがちょっとキツイな…と思いつつも)

「大丈夫ですよ。家具は私たちで動かします。
 上に置いていて倒れる物とか、壊れ物だけをよけておいて
 下さったら結構です。」と夫と私。

(まあ、『カグスベール』あるし、なんとかなるか♪)

ところが、これが「大丈夫」では無かったのです。
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3月11日の東北地方太平洋沖地震から一週間が過ぎ、日用品や食料の
「買い占め」が問題となっています。

私たちは、週明けに前回の記事で書きましたように、地震の影響で届かなかった
システムキッチンの代替品の手配・取付にかかりっきりでしたので、
買い物に出ることもなく、このような状況を知りませんでした。

ところが、火曜日の午後には知り合いの監督さんから、
「ホームセンターでコンパネの買い占めが始まっているみたいやで!」
との電話が。

こちらは関西(大阪)ですので、まさか被災地から遠く離れた
ところでそんなことが起きているとは…

その時点で馴染みの材木屋さんに慌てて電話してみると、

「ホームセンターのコンパネは材木屋のと規格が違うから、
 こっちではそんなこと…」と半信半疑でした。

ところが、翌日水曜には、

「ほんまですわ!どこ行っても手に入りませんわ…」

そして、昨日のこと、電気の職人さんが現場に来るなり、

「もう、電線も手に入らへんで!
 今のとこは、元々の在庫が使えるけど、
 これ無くなったらなぁ…」

私たちが、週明けに困ったシステムキッチンなどの設備品だけでなく、
給排水・電気設備の部材から材木、とくに合板関係が
入手困難になっているようです。

幸い、壁紙や床材などの内装材料のメーカーさんは、被災地以外にも
工場や配送センターがあり、流通はいつもどおり、とのこと。

もし、これらの買い占めが、
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3月11日の東北地方太平洋沖地震、また連日各地で発生している地震により、
被災された方々、ご親戚、知人友人の安否の不明な方々、大変な状況の中、
不安な日々をお過ごしのことと思います。

お一人でもご無事が確認されること、そして、懸命の救助活動、
避難所の方々の救援活動を続けていらっしゃる方々のご安全を
遠方からただただお祈りするばかりです。

私たちにできることは、今は与えられた仕事を一生懸命し、
少しでも多くの義援金につなげられるように頑張ることだと、
主人とも話しています。

さて、仕事の方ですが、大阪府は北摂の私たちは、今週月曜日
ふだんと変わりなく、リフォームの現場に出ました。

今回は、キッチン入れ替えとリビングの内装リフォームの
仕事ですが、翌日に入荷予定だった新しいシステムキッチンが
地震の影響で届かないことが、午後になって判明したのです。

はじめは物流事情で入荷が遅れるのかと思いきや、工場の被災で
システムキッチン商品自体が破損してしまい、さらに、
工場の再稼働のめどが立たないとのことでした。

しかも、お客様には大変申し訳ないことに、私たちはすでに
元のキッチンを解体・撤去してしまっていたのです。

正直なところ、その工場自体が福島県にあったことも知らず、
たとえ、地震の影響で運送に時間がかかり、遅延することが
あっても、商品自体が破損ということは考えてもいませんでした。

さらに、他メーカーのシステムキッチンを新しく手配し直そうにも、
キッチンメーカーさんの工場は茨城から東北方面に多いとのことで、
どちらにせよ、日にちのめどはたちません。

そこで、急きょ、新しいキッチンの代わりに、在庫で倉庫に眠っていた
新古品のシステムキッチンを納めさせていただくことになったのです。

このキッチンは、いつも商品や施工情報交換でお世話になっている
同業の大先輩から、たまたま展示品をそっくり頂戴していたもの。
コンロ・レンジフード・水栓はついていませんが、キャビネットと
ステンレスのカウンターは揃っていました。

さて、問題はここからです。
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とある賃貸マンションの改装の下請けに行って参りました。

今回は、この、玄関ドアから丸見えのユニットバス入り口前に
小さな脱衣所…洗面ボウルも取り付けるから洗面所?を
作るという工事です。

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(※各画像はクリックで拡大します)
床に新しく作る間仕切りの下地を作りかけているのが
写っています。

視線をもう少し左に移すとこんな感じ。
右の折れ戸がユニットバス、左の白いドアはトイレの入り口です。
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私も、今までダイニングキッチンの中に浴室ドアが丸見えで、
つまり脱衣スペースの無い賃貸に住んだことがあります。
こんな間取りでした。

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