職人とリフォームプランナー夫婦の狭く深い(?)経験から見た リフォーム現場についてのよもやま話です。

昨日、久しぶりにブックオフに行き出会った本。


この本は初版が2001年の1月です。
ブックオフの良いところは、このようなお値打ち本が、
お買い得価格でゲット出来るところ♪

私が独身のころ務めていたリフォーム会社では、バリアフリーの
工事を何度か担当したことがありましたが、夫と二人で
リフォームの仕事を初めてからはごぶさたです。

ただ、いつお声がかかってもよいように、関連書籍は
ときどきチェックしたり買ったりしてきましたが、
この本は読んだことがありませんでした。

立ち読みして、間取り図の多さと説得力のある文章に
引き寄せられ、家に帰って速攻読みました。

そして、本の中で述べられている、下記のような点が
今更ながら、恥ずかしながらも『目からウロコ』でした。
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今回は写真中心で、マンションによくある
『リビングと、隣接する和室』の二部屋の間仕切りを撤去し一室にする、
というリフォームのプロセスを写真でご紹介します。
(写真はクリックで拡大します)

二部屋を一部屋へリフォームするのは、洋室同士なら天井高や壁の奥行き、
床の高さなどが同じことが多く、比較的綺麗に一室につなげることができます。

しかし、和室と洋室の場合は、一方が畳だったり、和室ならではの天井
だったりで、完全に両方の仕上げを統一して一部屋に見せるのは、
難しい場合があります。

今回は和室の畳を上げた床下地が、カーペット貼りのリビングの床下地と
同じ高さだったので、床はフラットにできることが判明。

ただ、天井が、リビングはモルタル下地に直接クロス貼りだったのに対し、
和室は野縁組の上に天井材(ラミ天)が貼られており、段差が残ります。

予算や手間をかければ、天井もフラットにする方法はありますが、
今回は、天井は段差を残し、元の間仕切り部分にロールスクリーンを
取り付けることになりました。

では、ざっと写真で追って行きます。

まずは、リビングのカーペットとフェルト、和室の畳を撤去し、
取合の襖が4枚載っていた敷居を取ります。
I01

次に、襖の上の垂れ壁から石こうボードをはがします。
I02

反対側も、この通り。
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昨日、とあるマンションのトイレリフォームに伺ってきました。

このマンションは、昭和48年に建てられたものですので築38年。
お客様によると、中古でこのマンションを購入したものの、便器は
途中一度も取り替えていないとのことでした。

女性のお一人暮らしのこともあってか、便器やタンクは、それほど
長い年月が経過したとも思えない感じでしたが、最近タンクに水が
入るときに異音がしだした、というのが今回の工事のきっかけです。

K04
(写真ではタンクのフタを取っています)

初め様子を見に伺ったときは、異音の原因は、タンクに給水するための
パイプのナットの緩みによる振動音だったようで、締め付けると音は止みました。

ただ、この隅付きタンクの洗浄水の量は現行の商品でも8~10リットルで、
この便器のころ(昭和40年代)のなら、さらに水量は多かったことでしょう。

これ以外の機種で最新のものなら4.8リットルの商品があることを考えると、
節水の面からも、この際便器を新しく取替えようということになりました。

そして、昨日が工事だったのですが、いきなりの問題発生?でした。
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先日、といっても、はや二ヶ月前ですが、全面"内装"リフォームの
工事案件について、記事に書きました。
(『壁と床のリフォーム、どちらを先に施工する?』ご参照)

そして、お客様の御都合もあり、実際に工事にとりかかったのは7月初めから。
ちょうど二週間で、工事が無事完了しました。

実際のところ、どのような工程で工事を進めたのかをご紹介したいと
思います。

ちなみに、間取りは下記の通り。
リフォーム内容は、

①全室の天井・壁のクロス貼り替え。
②全室、防音フローリング貼りにする。
 (和室は畳を撤去して、モルタル床下地の上に防音フローリング、
  その他の部屋・廊下は現状のカーペットを撤去しフローリング。
  洗面・トイレ・キッチンのみクッションフロアの貼り替え)
③和室の天井は現状の仕上げにベニヤを上貼りしてからクロス貼り。
④和室とリビングの間の間仕切り壁、取り合い襖を撤去し、一室に。
 (ロールスクリーンで間仕切り)

でした。
naisou
(※クリックで拡大します)
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このブログの右側中央に「サイト内人気記事」というカテゴリが
ありますが、中でも不動の上位を保っている?記事が、
洗濯パンから排水の臭いが…」です。

「皆さんの家では、そんなにも洗濯パンの臭いが気になるのか…!?」

と思いつつ、そういえば、昨日もクッションフロアの貼り替えの
ために洗濯パンを外そうとしていたとき、夫が

「あっ!ここも、排水トラップのパッキンの位置が間違ってるわ。
 臭いしてたんとちゃうか?」…と。

つまり、一番上の目皿を外すと、すぐ下に黒いパッキンが
置いてあったのです。
pan01

これでは、パッキンの効果がまったくありません。
正しいパッキンの取り付け位置は、



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