テラスハウスの全面改装⑦

ここでは、「テラスハウスの全面改装⑦」 に関する記事を紹介しています。
またまた前回のつづきです。

前回の予告にありました、今回の間取り変更で悩ましかった、
テラスハウスならではの!?ポイントというのをご説明します。

ざっくりと木造の家の間取りを考えようというときに、
方眼紙やマス目のある紙の上に、
「ここに6畳の洋室、8畳のリビング、その隣に4畳半の和室…」
みたいな感じで、区切りながらレイアウトを考えたりしますよね。
モジュール02

このときのマス目の間隔の役割をするものを「モジュール」と呼び、
いわゆる木造の在来工法では、3尺≒910mm となっていることが多いです。
つまり、柱と柱の間隔がこのモジュールを基準に、910mmだったり、
その半分の455mmだったり、1/3の、303mmだったりします。

ハウスメーカーさんなどでは、このモジュールを1000mm とした、
いわゆる「メーターモジュール」を採用していることがあり、
廊下などでとくにモジュールの違いを実感します。

ユニットバスや室内ドアなど、このモジュールに合わせたサイズで
商品が作られており、便利な反面、オリジナルのモジュールでは、
合う商品がない、もしくは、特注になる、といったデメリットがあります。

ここで、私がポイントとしてあげたいのは、

モジュールは、たとえ、910mmであろうと、1000mmであろうと、
また、900mmであろうと、縦横が同じサイズであるのが
基本であろうということです。

ところが…

今回の現場は、テラスハウス、つまり、
二軒の家が棟はひとつとして建てられていたためか、
玄関から見て縦方向のモジュールは910mmあるのに、
横方向のモジュールが一部、モジュール2つ分…1820mmのところ、
1570mmになっていました。

要するに、4畳半の和室が
4畳半

本来の、正方形に近い形ではなく、
モジュール
測ってみると、長方形な4畳半!
…になっていたのです。


もう一度、ビフォーの間取りを見てみます。
ちなみに、この間取り図、お客様へのプレゼン用、
また、チラシやブログでのイラスト用に使うため、
実寸法に合わせたものではありません。

冒頭の↑マス目の中に部屋をあてはめた
画像のように、おおざっぱに間取りをあてはめて
描いてあるものです。

そのため、モジュールが縦横で微妙に違うことが
再現されていないので、わかりにくいのですが、
1階のビフォーとアフターを見比べてみて下さい。


【ビフォー 1階】
図1


【アフター 1階】
山本邸アフター



ビフォーでは、この家に、「廊下」がありません。
そして、アフターは、「廊下」を設けるプランです。

後から思えば、ビフォーは、モジュールの狭さを回避しつつ
ダイニングキッチンに廊下の役目もさせた、
絶妙なプランだったのですね(^^;)


さてここで、間取り変更でできる廊下に、ある程度実用的な幅を確保しようとすると、
上の間取り図から想像するような、2畳分のモジュールに入る「1616サイズ」の
ユニットバスは入りません。 そこで、片方の幅が20cm小さい「1416サイズ」を採用。

それで一応ユニットバスと廊下との間仕切り壁の位置的には
一般的なサイズに近い廊下幅の確保ができました。

それでも、残さなくてはならなかった柱の位置の関係上、
廊下とユニットバスとの間仕切り壁と、新しい洗面所の入り口となる
間仕切り壁は、途中で柱一本分、壁面をずらすことになりました。


階段はもともとモジュールが小さく、広げたいくらいのところが、
これ以上、幅を狭められず、その上廊下まで狭くするわけにもいかず、
実に、苦肉の策でした。

2階の方は廊下は階段の先にしかありませんので、
そのまま従来の階段幅と同じサイズの廊下になります。

ところが、こちらも、当初のプランでは、
縦横のモジュールの違いが足をひっぱりました。

というのも、はじめは、階段をあがってすぐの部屋は、
洋室にし、入り口を階段の突き当りにして折れ戸、
または、片開きドアを考えていたからです。

折れ戸は扉のたたみしろ分、通り道が狭くなりますので、
横方向のモジュールの狭さからいうと、通れる幅がなくなってしまう。
また、入り口を階段の突き当りでなく、右側にしたとして、
柱~柱に収まるサイズの片開きドアを取り付けた場合、
階段の向かって左の壁に開いたドアが当たるのではないか、
という懸念がありました。

このあたりも、ビフォーでは襖ですので、
扉が前に出てくるわけでなく、うまくモジュールの狭さの
影響を回避してあったのがわかります(^^)


【ビフォー 2階】
山本邸ビフォー2F


【アフター 2階】
山本邸アフター2F


結果的に、2階の入り口は引き戸となり、
階段の突き当りではなく、右側になったのですが、
他にも2階につきまして、いろいろと記録しておきたいことが
あるので、さらに次回につづきます。


さて、今日の記事は…
クリック(応援)お願いします!

人気ブログランキングへ

関連記事

ブログパーツ

関連タグ : 間取り, 階段, 引き戸,

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://reformdaisuki.blog107.fc2.com/tb.php/1072-f97e38a6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック