木造のバルコニーをアルミ製バルコニーに①

ここでは、「木造のバルコニーをアルミ製バルコニーに①」 に関する記事を紹介しています。
先月、外壁塗装工事を承ったのですが、ちょうどよい機会と、
木製のバルコニーからアルミ製のバルコニーに架けかえの
ご依頼も頂きました。

お客様宅の木製のバルコニーは、丸太の支柱がどっしりとしつつ、
床が透明のアクリル板で、階下は明るく、開放感のある
とても素敵なものでした。
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床は厚手のアクリル板なのですが、
初めて上を歩かせて頂いた時は下が丸見えなので、
少しこわごわ…
MB (1)


数年前にも、傷みの進んだ手すりの塗りかえのご依頼を頂き、
当時はきれいに仕上がったのですが、

【手すりの塗り替え ビフォー】
MB (2)


【手すりの塗り替え アフター】
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ふたたび、雨などの水分で、手すりの他、床板を支える根太や梁
にも傷みが目立ってきたとのことで、具合を見に伺いました。


下から見上げてみると、家の外壁に近い側は、
大きな傷みは見られないのですが、
MB (6)


こちらの写真で(クリックで拡大)見ると、
ベランダの先端の方、梁で大引きを受けている部分が
かなり腐食しています。
MB (5)


お客様にお話を伺うと、アクリル板の床の水はけが悪く
(床面に勾配をつけてあっても、どうしても、小さな水たまりが
 残っていたようです)
部分的にアクリル板に水抜きのための小さな穴を開けたとのことで、
そこから大引きや梁にも水が伝うようになったと思われます。

かといって、じっくり見てみると、アクリル板のつなぎ目の、
パッキンをはさんで金属のプレートで押さえたところからも
水が裏に回っており、根太組や大引にも数箇所傷みがでてきていました。


もともと、ウッドデッキなど、屋外で木製のものを塗装する場合は、
今回のように、木の表面に塗膜を造る塗装(いわゆるペンキ塗り)ではなく、
木に浸透する塗料を使った塗装のほうがが耐久性がより高く、
また、塗り替えの時は元の塗膜を剥がす必要がないぶん、
塗り替えもしやすいと言われています。


前回の手すりの塗り替え(塗膜タイプの塗装の塗り替え)からの
経過年数にしては、手すりの傷みが進んでいたこと、
水抜きの穴ができたせいで、大引きや梁まで傷みが大きく
なっていたことは驚きでしたが、さらに、腐食の原因と思われる
ポイントがありました。


というのは、上の写真を拡大して、よく見ていただくと、
梁が「集成材」でできていることがわかります。
そう、この梁です。(下は解体中の写真)
MB (7)


集成材は、身近に見かけるものでは、テーブルやカウンターですが、
大雑把にいえば、木を一定の幅にカットしたものを接着剤で
つなぎあわせたものです。

無垢のものより、反ったり寸法の狂いが生じにくく、
必要な強度やサイズなどに応じて造ることができるので、
便利で安心な材料ではあるのですが、接着剤での成形のため、
水や紫外線で接着力が弱くなったり劣化すると、
全体の強度に影響しそうなことは想像がつきます。

要するに、屋外で使用するには耐久性が???なのですが、
なぜか、屋外で使用されている例を見かけます。
(例えば、『中庭のリフォーム ビフォー』 ご参照)

こちらのベランダを造作された工務店さん!?は、
表面を塗膜で覆えば、接着面を守ることができるとのお考えで
集成材を使われたのかもしれませんが、一般の住宅では、
そうそうこまめに塗り替えができるとは限りませんし、
いよいよ腐食が進んだときには心配なので、
屋外での集成材使用は避けたほうが安心です。


ちなみに、解体してみると、外観より内部に腐食が進んでいました。
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では、次の記事、
解体工事~完成編につづきます(^^)



さて、今日の記事は…
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