コロナを機に、水周りのリフォームのお仕事が増えてきました。
二階にトイレを増設したり、洗面化粧台を広くしたり…。
今回は、コロナが理由というわけではいらっしゃらないのですが、
大きな一戸建ての二階の空き部屋に、
ワンルームマンションのようにコンパクトな水周りを造る、
といった工事をさせて頂きました。
まずは、ビフォーの間取り図です。

図面の上部、物入のある五角形の小さな部屋は、
昔増築されたという木造で、手前の横長の部屋は母屋で
コンクリート造となっています。
この二部屋に、キッチン、バスルーム、洗面、洗濯機置き場を
新設したいというご希望でした。
水周りを造るとなると、文字通り、水や湯を引き込まなくてはなりませんし、
排水管も必要です。
当初、増築部分が木造と知らず、母屋がコンクリートなので、
給排水の配管を一階からどのようにもってくるか、もってこられるのかが
心配でしたが、増築部分が木造とお聞きし、
設備の優先順位からスムーズにプランを思いつきました。
このような感じです。
二階にトイレを増設したり、洗面化粧台を広くしたり…。
今回は、コロナが理由というわけではいらっしゃらないのですが、
大きな一戸建ての二階の空き部屋に、
ワンルームマンションのようにコンパクトな水周りを造る、
といった工事をさせて頂きました。
まずは、ビフォーの間取り図です。

図面の上部、物入のある五角形の小さな部屋は、
昔増築されたという木造で、手前の横長の部屋は母屋で
コンクリート造となっています。
この二部屋に、キッチン、バスルーム、洗面、洗濯機置き場を
新設したいというご希望でした。
水周りを造るとなると、文字通り、水や湯を引き込まなくてはなりませんし、
排水管も必要です。
当初、増築部分が木造と知らず、母屋がコンクリートなので、
給排水の配管を一階からどのようにもってくるか、もってこられるのかが
心配でしたが、増築部分が木造とお聞きし、
設備の優先順位からスムーズにプランを思いつきました。
このような感じです。

まずは、二階ということなので、重たいバスルームは、
コンクリート造の母屋へ設置します。
脱衣所は狭くて構わないとのことでしたので、
バスルーム横の細長い空間とし、そこに洗濯機を。
最初は脱衣所に、化粧台を設置するプランにしようと思っていましたが、
水周りプランに洗濯機も加えるということになり、
音のする洗濯機の方を脱衣所に。化粧台はオープンに設置です。
上の図面で浴槽のすぐ上の厚い壁は
コンクリート造の壁(増築前は外壁だった)なので、
バスルームや洗濯機、化粧台の給排水管は
この壁に穴を開けたりする必要が無いよう、
浴槽の右側や上側に「配管スペース」と表示した
空間を利用し、木造の部屋の外壁を貫通して配管するという作戦です(^^)
細長いキッチンは、変形の部屋の外壁沿いへ。
日当たりのいい明るいキッチンになりそうです。
では、実際の工事の流れを写真でご紹介します。
横長の部屋の入り口から左奥の物入方向を見たところ。
左の窓の前がバスルームになる予定です。

ひとまず、物入を解体~撤去し、バスルーム設置部分の床をめくります。
「この開口部は、増築前は掃き出し窓だったってことだよな~」

掃き出し窓だったところは、コンクリートスラブより立ち上がりがあるはずで、
フローリング床とその立ち上がりの間に排水管が納まらなければ、
バスルームや脱衣所の床をその分、かさ上げすることになります。
床下から、排水管などを貫通させる予定の、
木造部分の外壁をのぞいてみると…

…ベランダだったようですね。
この二階の増築部の下は母屋と同じコンクリート造?
そうだとすると、ベランダの立ち上がりよりは上に、
排水管を設置することになりますので、
さらに、床を上げなくてはならないことに!?
確認してみると、なんと、このベランダは木造でした。
そこで、排水管は最大限低い位置に設けることに。

水下の高さが決まったので、母屋の掃き出し窓だった部分の
立ち上がりの方も確認します。

こちらも、スラブの上の立ち上がりは、モルタルで
かさ上げされたものでした。
そこで、この部分はハツって取り除き、
排水管は無事、床下に納まることが確定しました(^^)/
では、バスルーム設置面をコンクリートスラブまで解体撤去。
こうなると、マンションにユニットバスを設置するのと同じですね。

システムバスを組み立てていきます。
今回は、バスルーム内には窓を設けないことになり、
後ろに見えている窓jは、ガラス面に樹脂の断熱材を貼り、隠ぺいします。

バスルーム組み立て完了。

バスルームや洗濯機、化粧台の配管はこのように
コンパクトに納めています。

システムバスの周りに壁を建てて

こちらのお家では、クロスではなく、化粧板で仕上げています。

化粧台を設置。

キッチンの設置も完了!

ここまで、写真を見てきて気づかれた方!
そう、化粧台が配管スペースと書かれた壁面に
埋め込まれているはずなのに、その部分がオープンになり、
右側のスペースが開いています。

つまり、排水管を床下に埋めることができたので、
床から上に配管スペースを設けずに済んだのでした。
同様に、床の上を排水管が通ることになると想定していた、
キッチンの左側の配管スペースも、オープンのまま、
室内として使えることになりました。
完成してみると、水周りがコンパクトに集まった、
ワンルームマンションのようなスッキリ空間に。
ベッドルーム等は広い別室があるので、実際は、
ワンルームよりさらに快適な生活空間となられることでしょう。
この現場で思い出したのですが、十年以上前にも、
マンションの和室にユニットバスを設置し洗面所を広くする、
といった工事をさせて頂いたことがありました。
今では、長~い施工メモと化しているこのブログですが、
当時は、下請け仕事が多く、ブログタイトルの
「リフォーム業界をリフォームしたい」視点が前面に出た(^^;)?
ブログでしたので、いろいろと書いておりますが、
懐かしいのでリンクを貼らせて頂きます。
よろしかったらのぞいてやって下さい。
『マンションのリフォームはいろいろと…』
『イメージパースは大切』
さて、今日の記事は…
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