漏水箇所をろくに見極めもせずに…の業者さん!?

ここでは、「漏水箇所をろくに見極めもせずに…の業者さん!?」 に関する記事を紹介しています。
さて、今回は、給湯管のどこかから漏水しているということで、
調査~補修工事をさせて頂いたレポートです。

現場についてみると、このような少々複雑な配管。
左側の白い機器がガス給湯器で、右側のステンレスの筐体が
石油のボイラーです。
そして、後ろには、屋根のソーラー温水器へ行き来する配管も見えています。


TM (3)


給水や給湯でない配管も。

TM (5)


まずは、それぞれの配管は水かお湯か、どちら向きに流れるのかなどを
把握しなくてはなりません。

幸い、こちらの現場のご主人が、今までのメンテナンス状況から、
各配管の役割をよくわかっていらっしゃり、私たちに細かく説明して下さいました。
また、外壁のシミの様子などとともに、漏水の疑わしいところにも
あたりをつけていらっしゃったようです。

ところが、私たちが出向いた夕刻より先に予定がつき、
駆けつけてくれた別の業者さんがあったそうなのですが、
なんと、その業者さん、




ひとまず、給湯器の止水栓を閉めると水道メーターが回らないことから、
給湯配管からの漏れと判断。(ここはOK)
その場で、キッチンの床下から洗面所までの給湯配管と、
各設備の止水栓を交換すると言いだし、見積もりを書かれたそうです。

そこで、浴室の外壁のシミなどから、先にお風呂周りの漏水を疑っていらしたご主人が、
「そこの給湯配管を取り替えたら水漏れが止まるの?お風呂の周りじゃないかな」と聞くと、
業者さん、「長年の経験でわかるので」とおっしゃったそう。

さらに、見積書を見ると、重複して書かれている項目があり、
合計金額も高く感じたので、指摘してみたところ、
じゃあ、値引きします、と数万円を減額されたそうです。

(その数万円の費用のもともとの根拠は? そんな簡単に値引ける金額??)

ご主人はますます怪しみ、少し検討させてもらうと返事したところ、
今日の夜7時までに、返事をくれないと、その値段ではできないと業者さん。

そこで、ご主人が、私たちへ改めてご連絡を下さったのでした。
私たちも現場の帰りで、タイムリミットが近づいていたので、
お客様が断りそびれないように祈りつつ、現場に向かったのです。


そして、現地に着き、配管の経路を確認、別業者さんの見積書を見せて頂き、
いきなりその部分を取り替えても、必ずしも水漏れが留まらないことから、
後日、給湯管の経路ごとに漏水部を調査することになりました。


まず、給湯器との配管をはずし、屋根のソーラー温水器だけ給湯されるように、
配管をつないでみて、漏れがないことを確認。

TM (4)


水漏れがあったお家の場合、もし、新築時の水道業者さんのやり方によっては、
微妙な部分が他にもあったりするので、
(下は洗濯水栓)

TM (1)

いろいろな場所を確認し、ご主人があたりをつけていらした、
浴室周囲の状況も見て、やはり、浴室の洗い場の下や、
浴室水栓のまわり(壁の中)の給湯配管のどこかに
漏水があるのでは、となりました。

そこで、間取りとお湯を使う水栓の位置関係から、
洗面所の床を開口し、(後で床下点検口とします)

TM (10)

キッチンと洗面所へ送られている給湯配管の手前で
仮に給湯管を切断。

TM (7)


給湯器から新しい給湯管をキッチンと洗面所だけへ
お湯がいくようにつないでみたところ、水道メーターがぴたりと止まりました。

TM (11)


これで、やはり浴室の周りのどこかで給湯管が漏れていることが確定し、
先の業者さんに言われるがままに、キッチンと洗面所の給湯管だけを取り替えても
漏水は止まっていなかったであろうこともわかりました。

同業者ながら、いったい何を根拠にそこの給湯管だけを取り替えることを勧めたのか
わかりませんが、こちらの勝手な想像だと、キッチンの床下収納庫から入って、
取り替えやすい部分だけを交換、もし、その後、漏水が止まらなかったら、
次はこっちの給湯配管を…と、追加見積もり~請求を繰り返すつもりだったのかも。

つくづく、こちらのご主人が、日ごろのメンテナンス時から配管を把握されたり、
周囲の状況(外壁のシミや敷地の土のようす)を観察されたり、
焦って言われるがままに工事のゴーサインを出されなくて良かったと思いました。


ここで整理してみると、給湯配管のビフォーアフターは
このような感じ。お客様への簡単なご説明用なので、およそのイメージです(^^;)

赤色の線(露出も壁や地面に隠ぺいされた配管も実線で書いています)が、
元の給湯配管、オレンジの線が、給湯器から浴室の水栓まで外壁側から
バイパスした新しい給湯管となります。(こちらも露出・隠ぺいとも実線で書いています)

施工前後のイメージ


これで、あとは、実際の配管をしていくのみ。

合わせて、今は使われていないガス給湯器の撤去をしたり、
地面を掘り、配管の整理やテープの巻き直しをします。

TM (6)

床下換気口の網部分に穴を開け、
新しくバイパスする給湯配管を通します。

TM (12)


新しい給湯配管。
これを、石油ボイラのお湯出口から、
①キッチン+洗面所 と②浴室 の二系統へつなぎ直します。

TM (13)

これを浴室の水栓につなぎ直します。

TM (15)


TM (14)


保温材を巻いて、完成。 
水道メーターが回らず、漏水が留まったことも確認しました。

TM (16)


どこからかわからない漏水…キッチンのシンク周りや洗面化粧台、
洗濯機周りなら、床下にもぐってある程度わかりますが、
壁の中や、床下の地面(または基礎コンクリートの下)、
敷地の地面の中の場合、このように、まるごと迂回せざるを得ない場合があります。

漏水は解決しても、今後、露出配管の保温材や凍結防止の
メンテナンスがあるので、十分に注意していかなくては…




さて、今日の記事は…
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