玄関収納に奥行の違う棚をつける

ここでは、「玄関収納に奥行の違う棚をつける」 に関する記事を紹介しています。
今回は、玄関収納の工事レポです。

まずは、ビフォーです。
こちらの広い壁面に玄関収納を造りたいとのご希望でした。

KG (1)


収納されたいものや、およその寸法など、
どのようにイメージされているかお聞きすると、

●左側は靴をメインに、右側は、縦にふたつに区切り、
  ご家族がそれぞれのエリアで、服や持ち物を置けるようにしたい。
●収納の扉は不要。
●壁に埋め込まれた郵便受けからの郵便物を受けられるように。
とのことでした。

そこで、まずは、このように、イメージパースをお作りしました。

まずは、Aプラン。

棚板の奥行は靴を置けるサイズにそろえ、
オープン収納全体の奥行も浅くする。

KG (20)

こちらのメリットは、クロゼットの手前のスペースが広く使えること、
左側の壁が少しくぼんだ部分にもスペースが取れ、
将来、もし必要になった時に扉を取り付けやすいことです。
一方、右側の縦に二列の部分、服をかけると、
肩から袖あたりが、クロゼットの手前にでっぱってきます。


そして、もう一つはBプランです。

収納全体の奥行を深くし、棚板の奥行も深く。
左側のエリアの、靴を置く段の棚板だけ奥行を浅くします。
郵便受けの部分も、奥行きの深い棚板にし、
カウンター代わりに物を置きやすいように。

KG (21)

こちらのメリットは、右側のエリアに服をかけても
服が手前に大きくはみでないこと。
郵便受けの下に、郵便物を置くスペースが広く取れることです。

どちらのプランも、扉をつけられないことから、
天井近くは、細かく仕切らず、オープンのままでも使えるように、
逆に、収納の一部と見えるように、収納の一番上の天板の周りも、
壁クロス仕上げとせず、収納と同じ面材で仕上げます。

念のため、天板より上に扉を取り付けたイメージも
お出ししました。

KG (19)


ご検討の結果、二種類のプランで、お客様が選ばれたのは、
収納の奥行の深いBプランでした。扉はなしです。


では、実際の工事の流れです。

天板、仕切り板などのパーツを組み立てます。
郵便受けの部分は、あらかじめくり抜いておきます。

KG (2)

左側から順に固定していきます。

KG (3)

本来は、床置きでなく、床より浮かせて壁に固定できる収納ですが、
玄関の土間の上に床下地があるので、そのまま床置きとしています。
商品としては、壁の途中に吊り下げる仕様で、仕切り板の一番下には丸みがつけてあるので、
元の床の下地部分からはみでても目立ちにくく、この場所にちょうど良かったです。

KG (4)

ちなみに、この空洞がもったいないと、
夫が現場の端材で引き出しを作りました。
フレームを試着中。

KG (11)

収納の右側には袖壁を建て、収納で隠れてしまう
スイッチやコンセントはこの壁に移設します。

KG (10)



さて、玄関収納ですが、このような棚板キットのようなものは、
各メーカーさんから出ているのですが、今回のように
奥行の違う棚板をセットできそうなものはなかなかありません。

そこで、今回は、あえて、ユーティリティースペースに設置することを
想定した、南海プライウッド社の【ラクエル】というシリーズを使っています。

設置ができたら、棚板を取り付けます。
まずは、奥行きの深い方の棚板です。
右の二列は、上の方にハンガーパイプも取り付けられます。

KG (5)


次は、奥行きの浅い方の棚をセットします。

KG (7)

実は、左の仕切り板に開いている、中央の穴の列は、
ハンガーパイプ用に開いているだけで、
浅い棚板用ではありません。
(奥行の違う棚板を同じユニットの中で混ぜて使うという想定は、
 どこのメーカーさんにもないのでしょう)

しかも、この真ん中の穴を利用して、浅い棚板をセットできても、
写真のように、奥にすきまが開いてしまいます。

今回は、靴の収納に使われるので、お客様におたずねし、
奥にすきまが開いたままでも、通気ができたり、
掃除の時にホコリが隅にたまらずに良いのではと受け止めていただけました。

そこで、ここからが、現場加工の本領発揮!
ハンガーパイプ用の高さのあたりしかない穴を、
他の棚板の部分にも新たに開けることにしました。

まずは、墨出しをし…

KG (12)


軽く試し穴開け?をして…

KG (16)

棚受けを取り付け。
ぴったりです。

KG (17)


穴あけがすべてできて、奥行きの浅い方の棚板もセットできたら、
完成です。 

KG (18)


可動式の棚板をつけたい場合、棚柱を取り付ける、という方法もありますが、
白い棚柱を選んでも、やはり目立ちますよね。

hero1a.jpg
(この写真は南海プライウッド社のサイトから引用した棚柱の写真です)

そこで、このように小さな穴のたくさん開いた収納キットを
採用することが多いのですが、今回は、とくに扉をつけない
オープンスタイルなので、現場で穴を追加するのにとても
気を遣いました(^^;)  キリがすべって面材に傷をつけたり、
孔のバリがでたりせず、無事に開けられて良かったです。

こっちをたてれば、こちらがたたず、と、既製品を工夫するのも
手間暇かかることがありますが、プラン通りに出来上がってみると、
達成感もひとしお。 
これからも、いろいろなパターンを考えながら、
より良い結果をだしたいと思います。

他にも、玄関周りの施工例がありますので、ご参考まで
こちらをご覧ください。

『玄関にクロゼットと電話台を造作してすっきり』
『玄関ホールの動線を考えた収納リフォーム』
 




さて、今日の記事は…
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