「うそ…逆やん!!」

ここでは、「「うそ…逆やん!!」」 に関する記事を紹介しています。
今日、あやうく工事の失敗をするところでした。

というのは、トイレのリフォームの下見に行ったところ、
現状のトイレとタンクに品番を印刷したシールがちゃんと残っていたので、
それを控えて、問屋さんからメーカーさんに問い合わせてもらったのですね。

「今ついている便器が○△×□という品番でタンクが△□×○なのですが、
 取り替えるとしたら、どの品番の便器になりますか?」

トイレの便器のリフォームで一番重要なのは、ずばり




「排水管の位置」なのです。

便器には、排水管へ接続する「穴」が便器の背面にある「壁排水用」と
便器の真下にある「床排水用」があるのですね。

さらに、壁排水用なら、床からその穴の中心までの高さが何タイプかありますし、
床排水用なら、便器の後ろの壁からその穴の中心までの距離が何タイプか
あります。

この距離が違うタイプをつけてしまうと、壁排水用なら、
「勾配」が逆になって、便器から水が流れにくくなる、
床排水用なら、壁と便器(タンク)の隙間があいてしまったり、
壁に便器(タンク)があたってしまったり、という不具合が
起こることになるのです。

「壁排水用」のタイプなら、実際の「穴」(配管との接続部分)が見えるので、床からの距離はその場で測れますが、「床排水用」だと、
便器の底にその「穴」が隠れているので、どのあたりにあるかは、
外から見ただけではわかりません。

標準タイプ.jpg

そこで、リフォームの時には、確実なのは、その便器やタンクの
品番を調べること(シールがついていることが多いです)と、
シールが無いようなら、便器のサイズや高さを測ったり、
写真を撮っておいて、外観から推測する、ということになります。

これらがまったくわからない場合や、既存の配管がどうしても
動かせなくて、対応できる便器がない場合などは、

「リフォーム向けの便器」を取り付けることとなります。
こういった便器には、なんと、便器に可動式の排水パーツがついていて、
ある程度、排水用の「穴」の位置を調節できるのです。

リフォーム向け.jpg

さて、前置きがたいへん長~くなりましたが、
今日は、「床排水用」の便器で、ちゃんと「シール」も
残っていたので、メーカーさんに現場から問い合わせてみたわけですね。

すると、「その品番なら、リフォーム用商品で、排水位置が
可動式なので、今度取り替えて頂くのも、同じくリフォーム用の
商品になります」

という返事でした。

つまり、現状リフォーム向けの便器がついているということは、
排水の「穴」の位置がどこに調節されているかわからないので、
今度もその特定できない位置に合わせて調節するために、
「リフォーム向け」の便器を取り付けてください、とのことなのです。

そこで、お客様におおよその予算をつげ、家に帰って、念のため
ネットでそのメーカーさんのサイトのオンラインカタログで、
今ついている便器を検索してみました。

すると、なんと!

私が問い合わせた、今付いている品番の便器は、「リフォーム向け」
商品では無かったのです。
しかも、「排水心のサイズ」(排水管の中心と壁までの距離)が
載っていて、

 ※この商品はリフォーム商品には取り替えられません

との注意書きが…

「うっそ~、 これ、まったく逆やん!」

つまり、今付いている便器を撤去して、「リフォーム用」の
便器を置いたら、下の図のような結果になってしまうところ
だったのです。

めりこみ.jpg

今ついている便器が他の品番で、同様にリフォーム用が使えない便器
だったら、こうなることも考えられます。

すきま.jpg

それにしても、問屋さんとメーカーさんが電話だったので、
品番を間違えられたか、何か手元の資料を間違って見られたかは
わかりませんが、私が帰ってから「念のため」の確認をせずに、
そのまま「リフォーム向け」の便器を発注してしまっていたらと思うと…

私が以前勤めていたリフォーム会社の社長さんは、いつも

「メーカーさんに問い合わせるときは、何でもかんでも、
 うのみにしたらあかんで。
 自社商品の知識はもちろんたくさん知ってはるけど、みんながみんな、
 現場を熟知してる人ばかりではないんやから。
 特に、新築の現場とリフォームの現場は違うからな…」

と、口をすっぱくして言っていました。
問い合わせだけで商品やサイズを選んで、もし現場で合わなくても、
すべてをメーカーさんのせいにはできないと。
(だから、自分で責任を持って調べろと)

つくづく「念のため」は大切だと思いました。

そういえば、ちょっと前にも、同じように、「現場知らない問屋さん」
のおかげで、納期オーバーになりそうになったことがありました。
長くなるので、それはまた次の記事にて。
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