現場を知らないと…

ここでは、「現場を知らないと…」 に関する記事を紹介しています。
昨日の記事で、建材や設備のメーカーさんが、いくら自社の商品知識を
持っていても、必ずしも現場を、(特にウルトラCの技が編み出される
かもしれないリフォーム現場を)熟知しているとは限らない、
という話を書きました。先日も、こんなことがありました。



あるお客様の家で、階段下に設けられた、少し壁が奥まった
スペースに、今まで床置きの大きなステレオセットをおいていらっしゃったのを、
そのスペースに、壁の間ぴったりに、上部は吊戸棚、下の方はカウンターにし、
収納キャビネットを並べて造りつけよう、ということになりました。

レイアウト01

メーカーさんでは、最近は、オプションとして、キャビネット商品の
サイズオーダーを請けてくれることが多くなっていますので、
今回も、壁の隙間に、キャビネットが均等におさまるように、
(もちろん奥行きも無駄なく使えるようにサイズオーダー)
注文しました。

ただ、カウンターはこのように、両側が壁に挟まれているので、
切り口が隠れる、ということで、現場で壁のすきまの幅に合わせて、
カットするということで、標準品を発注しました。

ところが、注文後、翌日になって、メーカーの代理店さんから
連絡がありました。

「カウンターがサイズオーダーの品番になっていませんでしたので、
 変更しました」

送られてきた訂正後の発注控えを見ると、カウンターがサイズオーダー
用にアップした価格に変更されているのです。

「わざわざ、あらかじめメーカーの工場でカットしてもらわなくても、
 現場で切りますので…」

といって、カウンターを元の標準品に戻してもらったのですが、
このやりとりのせいで、余分に納期がかかってしまいました。

(発注先で収まりの図面を描き直して再確認のために
 送られてきたからです)

もちろん、メーカーさん側でなければ知らないような、商品の
強度や仕様の問題で、チェックをかけて下さって、商品やサイズを
変更して助かる、ということも大いにあります。

ただ、現場で融通のつけられるところを、わざわざ、今回のように、
メーカー側で不要な訂正をしてくださることも、あるということです。

他にも、リフォームで間取りや部屋の寸法上の制約があって、
あえて選び、お客様とも図面上でも実際のシュミレーション上でも、
「このくらいの間隔になりますが…」と確認してレイアウトした
プランを、
「これ、無理ですよ」と、アドバイスして下さる、
ショールームのコーディネーターさんとか…。

さらに、ちょっと困るのがクロスのこと。
今は、クロスのサンプル帳を開けば、素材も柄もバリエーションが
豊富で、とても夢がふくらむのですが、美しい仕上がりにしようと
思えば、一にも二にも、「美しい下地」が必要です。

ただ、一般のお客様なら「下地が悪ければ、仕上がりに影響する」という
ことがピンと来なくても仕方がないのですが、丸投げ専門の
リフォーム業者さんや、仕上がりにこだわりのない?業者さんだと、
クロスの下地に無関心の場合が多々あります。

新築であれば、そう極端に下地が悪いということはありませんが、
リフォームで築年数が経過していれば、下地のベニヤが剥離して
しまっていたり、カビで下地がふやけていたり、といろいろな
下地不良が隠れていたりするものです。
(めくってから、ウワ~ッ)

そこで、特に薄いクロスやフィルム状になってて「汚れ防止」と
銘打ったクロスの中には、下地が悪ければ、仕上がりに極端に
影響する商品があるのですね。

以前、私のお客様で、今回はこの下地のままで、このクロスだと
仕上がりが少し…、とご説明したところ、
「メーカーのショールームでは、『綺麗に仕上がります』って
 言ってたけどっ!?」と、反論されたことがあります。

(そのメーカー人は、この現場を見ていないのに…)

まあ、そんなわけで、メーカーさんに何もかも頼るのでなく、
自分の現場には責任を持って、念には念を入れて、ということですね。

さて、今日の記事は…
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