会話が「とぎれなくて」困っている人にも

ここでは、「会話が「とぎれなくて」困っている人にも」 に関する記事を紹介しています。
昨日、とある店舗の工事に行ったことを書きましたが、もうひとつ。

私と夫が朝、現場に到着して、仕事をはじめて一時間ほどたったころでしょうか、
ひとりの背の高い、作業着の男性が入ってこられました。

夫は、即座に、

「おはようございます」私も、慌てて
「おはようございます」

内心は(どなたかな~)と思いつつ、挨拶を交わした後、
夫が、

「あの~、大工さんですか?」

なんでも、この現場は、


大工さんが「元請」さんで、その方から内装の依頼をうけたのが、
夫の職人仲間でした。当日来れない彼から、そのように聞いていたので、
夫が、初対面のその男性を(大工さんかな)と思ったわけです。

「そうです。」と返事があったので、夫は、ひとまず、

施工の納まり上、わからなかったことを確認しました。

その方は、丁寧に説明をしてくださり、共通の知り合いである、
職人仲間のことを夫と少し話していましたが、その後、
ふらりと外にタバコを吸いに出られ、再び、店舗内に戻ると、
なにをするでもなく、ずっと立っていらっしゃったのですね。

いつもなら、初対面の元請さんなり、職人さんでも、割合
うまく話しかけて、それなりに会話をする夫ですが、
夫もなぜか、この日はそれ以上、大工さんに話かけることもなく、
黙々と仕事をしています。

私は、「三日黙っていることも、三時間しゃべり続けることもできる」という
タイプ(どんなタイプだ)なので、その穏やかそうな
大工さんに何か話しかけてみようかなとも、思ったのですが、

(いや、待てよ… 私は、今日は、下請けの
  夫の手伝いで来ている身。あまりでしゃばらないほうがいいわ。
  それに、現場に女性がいるのが嫌な職人さんもいるし)

と思って、おとなしくしていました。

結局、その後どのくらい経ったでしょうか、もう一人、若い男性が
入ってこられ、その方が、施主さん、つまり、店舗のオーナーだと
いうことがわかりました。

(施主さんと、待ち合わせしてはったのか~)

その施主さんとは、親しげにお話をされ、打ち合わせを進めて
いらっしゃいました。

そして、「よろしくおねがいします…」と、大工さんは帰られたのですが、
夫が、しばらくして、ぽつりと、

「なんか、話しかけにくい人やったな…」

「あなたが言うなら、やっぱりそうなのかな。
   私、いつもやったら、もっとあなたは人に話しかけるのに、
   なんでやろって思っててん。」

「うん、別に、なにってないんやけどな」

その後、私が手伝うことになってた作業が一段落し、夫に、

「あとは、昼休みまで、本屋行ってていいで」

と言われたので、(前日に調べた現場の地図で、すぐ近くに大型書店
があるのを知って、楽しみにしていたのです)

「じゃ、ちょこっと行ってきま~す♪」と知らない町の探索に、
いえ、本屋に向かいました。

そこで、ふと目に付いたのが、

誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール

という本でした。
自分でも、無意識ながら、さきほどの沈黙を気にしていたのでしょう。
パラパラとページをめくってみました。
そして、「これは!」と、その本を買うことに決め、
他にも、いろいろと本棚を物色したあげく、計三冊を手にして、
現場に戻りました。

そして、今日、この本を、読み終わりましたが、本当にいい本でした。

書名から受ける印象は、口下手な人、はにかみ屋さんが、
気後れするなく、人と会話するための、テクニック…という感じですが、

私のように、仕事の場では、一応初対面の方ともそれなりにしゃべれるし、
ちょっと打ち解けたあとや、相手が聞き上手な方で、気分が乗ってくると、
うるさがられるくらい話をしてしまう者にとっても、
とても参考になる本だと思います。

今、目次に並ぶ見出しを振り返ってみても、いくつか印象的な
ものがあるのですが、例えば、

●「わかって欲しい」ところに反応する 

という見出しがあり、例として、

「私、今年は5回もお花見に行きましてね」と言われたら、

「ほう、お花見ですか」

と返すのでなく、「ほう、5回も!」と、5回という部分に
共感してあげたほうがよい、とあるのですね。
つまり、相手が共感して欲しいポイントに気づくような聞き方をする、
ということのようです。

(ここで、「はぁ、私はまだ1回ですけど、このあいだ私が行ったところは、
 まだ見ごろじゃなかったので、全然…」
 などと、相手の話題を奪って、自分の話したいことに変えて
 しまうなんてことは、論外だということですね)

これには、ハッとさせられました。

友達と、メールでちょっとしたやり取りをする中で、なにかを尋ねた時、
そのことへの返事はなく、別の話が返ってくることがあるので、
たぶん、私もやってしまっているのだろうな、と。

他にも、

●「返事のフレーズ」を複数持とう

という見出しがあって、相手の話へ「たいへんですね」または、
「よかったですね」という紋切り型の返事ばかりをしていないか、
ということが書いてあります。

自分でも、何を見ても、聞いても感動したことを表すのが、
「すごい」という表現になってしまって、語彙の少なさに
呆れることがありますが、会話の中でも、語彙は増やしたほうが
話がはずむということですね。

まあ、挙げだしたらきりがないのですが、この本には、著者の方の
自分以外の人を見る暖かい眼差しが感じられます。

特に印象的だったのが、路上や飲食店で、見知らぬ人と連れ立って
いる知人とばったり会った時、その見知らぬ人にも、挨拶をし、
知人との立ち話はなるべく早く切り上げる、というアドバイスです。
(普段、私は、現場でまったく逆のことをしているような気がしますが)

その見知らぬ人が、声もかけられず、自分のわからない会話を
続けられ、ほとんど無視される、というのは寂しい思いをするはずだ、
というわけです。
この著者の方は、会話の直接の相手だけではなく、居合わせた
第三者の心情まで思いやってらっしゃるのですね。
このような方になら、誰でもお話をしたくなることでしょう。

この本は、会話だけでなく、メールや文書のやりとりにも生かせそうです。
そして、実は、会話が「とぎれなくて」ついつい、しゃべる過ぎる人
(私が『三時間モード』の時など…笑)にこそ、
ためになる本なのではないかと思いました。

さて、今日の記事は…
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5 沈黙は怖くない
1 “会話の継続=善”ではない
5 かなり参考になりました
2 そのときその瞬間
4 シンプルだけど使える



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