職人さんにも意識改革が必要!?②

ここでは、「職人さんにも意識改革が必要!?②」 に関する記事を紹介しています。
昨日の記事でも職人さんの意識改革!?について書いたのですが、
今日は別の視点から。

昨日、夫が「今から現場出るわ~。」と帰るコールがあったのが、
夜7時半を過ぎた頃でした。

「えらい、頑張ったね~。遅くまで。今日は一人なのに。」

今、通っている現場は、職人仲間の応援で二人体制で入っているのですが、
前の日は二人で夜8時過ぎまで仕事をしていて、大分ノルマを達成したようだったので、
昨日くらいは、もう少し早いと思っていたのです。

夫は、
「それがな~、ほんとは今日は5時半か6時くらいには、
 現場出ようと思っててん。それが、



 なんや、5時ごろ、設備屋さんが来て、化粧台をつけようと
 したく初めて…なんか、いっぱい器具を広げだして。

 俺、現場の鍵預かってるやろ。先に帰られへんやん。
 そんで、しかたがないから、もう少しクロス貼って帰るか、
 と思って、クロスに糊つけて、そんで一生懸命貼ってたら、
 その職人さん、知らんうちに帰ってしもとってん。」

「はぁ、またそんなことが。」

「ひとこと、『帰ります…』とか声かけてくれたらいいのにな。
 
 だいたい、あの工務店に出入りしている職人って、声かけへん
 ヤツ多いわ。」

「へぇ、工務店さんとか、ハウスメーカーとかによって、
 カラーがあるんやろうね。誰か、ムードメーカーがいてたら、
 ころっと現場の雰囲気がよくなるのに。」

思えば、私がもともと勤めていたリフォーム会社に出入りする職人さんたちは、
とても感じのいい方が多かったものです。

女性の営業兼プランナーが多くて、女性ならではの細かいことも
いろいろ言ったり、現場をわかっていないような無理な注文も
したことと思いますが、気持ちよく仕事をして下さる人ばかりでした。

現場の段取りが悪くて、違う職種の職人さんがかち合うことがあっても、
「今からどこやるの?」「それやったら、こっちの部屋仕上げとくな♪」
などなど、声をかけ、ゆずりあって作業を進めて下さっていました。

今、私も職人の妻となってこそ、いろいろな迷惑をかけてきたことが
わかりますが、それぞれの職人さんの人柄もさることながら、
ある程度、そのリフォーム会社の姿勢もあって、良い職人さんが
集まり、お付き合いが続いていたことと思います。

一番大きいのは、職人さんたちに、その会社が直接仕事を依頼
していたことでしょう。お互いの関係が近いから、連絡の行違いもないし、
現場の状況もよく伝わっていました。

私が、夫と結婚してから、職人さんは孫請け、ひ孫請け、となることが
多く、間に何者(社)も仲介がはいるので、大元請の担当と、
実際に現場で作業をする職人さんが、まったく面識が無いことが
あるということを知りました。

さて、もうひとつ、そのリフォーム会社のポリシーとして、
職人さんにコストのしわ寄せを被らせない、というものがありました。

例えば、その会社の社長さんは、「自分が食べてしまったものを、
値切るようなことをするな」とよく言っていらっしゃいました。

元請さんによっては「今回の現場はちょっと予算がキツイんで…。」と、
済んだ現場の施工費の一部を減額するように言ってこられる方が
います。

それが、現場で思いがけないトラブルの発生などなら、
夫も協力しないでもないのですが、単なるその担当さんの
見積もりの際の見落としだったり、材料調達の失敗だったり、
追加工事をお客様にのサービスするためだったりすると、
それは、元請さんの勝手で、本来は職人さんには落ち度のないこと
なのですね。

そのリフォーム会社では、そういった場合の費用の責任をきちんと、
会社側で負担するように、現場の担当によく言ってあったのです。

夫もよく言っていますが、やはり仕事である以上、お互いの信頼の
元になる部分は、お金なので、はじめに聞いていれば、
それなりの融通もできるけれど、終わってから「こうしてくれ」とか、
「支払い待ってくれ」というのが一番困るということです。

その会社で、段取りが悪かったり、担当がミスをしたりということが
あっても、その都度、職人さんがそれぞれ力を尽くして、工期が
遅れないよう、よい仕上がりになるようにしてくれたのは、
上のことが大きかったのだと思います。

そして、職人さん同士が、親しげに仕事をしていたのも、とくに
印象的でした。重い材料を運ぶときに、さっと手を貸したり、
道具や脚立を貸し合ったり…。

先に終わって抜けるほうが、「先、帰るからな。」と言えば、
「お疲れさん!」と声をかけたり。

そういうのを見てきているので、夫といろいろな元請さんの現場に
出入りするようになって、後から黙って入ってきて、声もかけずに
同じ部屋で作業を始める職人さんがいらっしゃると、私と夫は、
「!?」となってしまうのです。

ただ、孫請け、ひ孫請け同士だと、共通の元請がいない、ということに
なるので、挨拶をしたところで、共通の話題も見つけにくいのも
確かですし、二度と会うこともないかもな、と思うと、初めから
声をかけるのが面倒ということもあるかもしれません。) 

まあ、団体行動や組織のしがらみが苦手で、だからこそ腕に技をつけて
一匹狼で独立する職人さんが多いのでしょうから、よくしゃべり、
愛想いっぱいの人なら、職人さんにはならないかもしれませんね。

なんにせよ、職人さんも、「昔ながらの職人気質」の良いところを守りつつ、
今時の現場事情に合わせるは、さぞ難しいことことでしょう。

がんばれ、職人さん!

さて、今日の記事は…
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