欠陥住宅以前の問題

ここでは、「欠陥住宅以前の問題」 に関する記事を紹介しています。
昨日、年内最後の現場も無事終わり、夜に自治会の夜回りに参加。

「火の用心~、カチカチ…」

をやりにいく予定でしたが、雨の為に中止になりました。

そこで、年内最後の定例会だけをして、その後は忘年会へ。

普段なかなかゆっくり話せない役員さんがたと、いろいろなお話をしていたところ、
お一人が、

「今、二階の天井裏に床板を貼って、屋根裏部屋を作りかけているんですよ」

とおっしゃるではありませんか。

その話を聞くやいなや、お酒も入り上機嫌の夫は、

「それなら、うちに使う予定のないフローリング材が6畳分ありますよ。
 色とか、気に入られるかわかりませんが、よかったら明日、お持ちします」

確かに、フローリングの在庫はあるのですが、


もともとはどこかの現場で夫がもらってきたもの。

「倉庫に何ヶ月も眠っていたので、カメムシが紛れ込んでいるかも
  しれませんが、こんなのでもよろしいですか…」

とお尋ねすると、

「もともと物置がわりなので、コンパネだけで仕上げようと、
  思っていたくらいなので、全然大丈夫です」とのこと。

早速、今朝その方のお宅へお持ちしました。
このお正月休みの間に、完成させる計画とのことで、

「僕らみたいな仕事ではないのに、ご自分でなさるとは、
  すごいですね~」

と関心してお話を聞いていると、

「建築の仕事についたことは無いのですが、昔の仕事で、
  水の配管を触ったりしていたので、いろいろなことをやっている
  うちに覚えたんです。実は…」

と、その続きをお聞きしててびっくり。

その方は、中古で今の家を買われたのですが、住みだしてしばらくして
トイレの床がどうもふわふわとすることに気がつき、しかも、
よく注意してみると、どうも水滴が落ちる音がする…

そこで、どうもおかしいと調べてみると、トイレの床下から立ち上がっている
排水管とトイレの排水部分との「縁が切れていた」つまり、
接続部分が密着していなかったそうなのです。

便器と排水管を接続するのに、普通は「フランジ」と言われるものが
パッキンの役目をはたしてくれるのですが、フランジが付いていない
どころか、接点にも隙間があったと。

そこで、その方は、ご自分で排水管を配管しなおし、便器を取り付け直した
とのことなのですが、不良箇所はそこだけではありませんでした。

実は、私たちの住んでいるところ一帯は、ほんの数年前までは
上水道が通っておらず、井戸水を利用したり、住民たちが共同で
つくった貯水タンクに雨水や地下水!?を誘導し、土のう袋に詰めた
大量の炭の入った濾過槽?をいくつか通して、そこから各世帯へ
水を引いていたのですね。
(ですから、以前はお正月に断水、なんてことも)

それが、数年前、上水道が整備され、各家庭に水圧のかかった
給水管が引き込まれたのですが、その時に、家の基礎のすぐ近くで
もともとの配管が水漏れを起こしていたことが判明したというのです。

それまでは、井戸水でポンプを使って汲んでいたので、井戸水が
まわりの家より少ない、とは感じていたそうなのですが、実は、
だらだら漏れていたというわけです。

たまたま、今日その破損箇所の配管を見せてもたっらのですが、
土に埋まったその部分は、駐車場用にコンクリートを打った部分の
端のところ…。

コンクリートの層の下は、漏れた水が土を徐々に流してしまったのか、
空洞になっています。

夫は、びっくりして、

「ここだけを見る限りでは、このコンクリート、鉄筋が
  入っていませんよ。土をちゃんと詰めないと、危ないです」

「はい、その辺にも、ヒビ入ってますしね。土を詰めて
  やらないととは思っているんですが…」

そう言われてみれば、そのお宅はちょうど袋小路に位置しているからか、
車は駐車場に停めずに、道路に置いていらっしゃいました。

「あとね~。どうも和室が冷える冷えると思ったら、
  床下に断熱材が入っていなかったんですよ。
  自分でスタイロフォーム入れましたけどね」

「ご自身でできるから、なんとか対処なさるんでしょうけど、
  こういったことが全然わからない方だと、発狂しますよね。(笑)

  でも、新築で買われたのではなくて中古だったので、まだ
  その分は不幸中の幸いといいますか…」

と、なんともいいようのないフォローをした私。

「ええ、とにかく、中古だからと覚悟はしていましたが、
  まさかここまでとは思っていませんでしたけど。
  まあ、自分で出来ることはやっていこうかなと思っています」

なんとも前向きな方でしたが、この辺りは本当に、欠陥といっても
いい住宅を「つかまされた」方が多いのです。

住み始めて数カ月で雨漏り、とか、ベランダの下の部屋に雨漏り、
ドアや窓が見るからに「在庫の寄せ集めらしい」家であるとか。

我が家は幸い、夫が職人で、内装の仕上げは自分でやる、と申告していたのも
効いたのか、きちんとした工務店さんが担当してくれたようで、
不具合といえば、タイル壁と腰壁の間に納められたシステムキッチンが
間口がきつかったか、食洗機の蓋が押されて開けにくいことくらいでした。
(後から腰壁は撤去してしまいましたし)

ただ、夫が建築中に様子を見に行った時に、階段室にコンパネを
貼っていたのがえらく若い大工さんだったので、

「どのくらい大工やってはるんですか~」と尋ねたところ、

「はい。三ヶ月ですっ」と爽やかな答えが返ってきて、

(三ヶ月~!? ちょっとくらいサバよんでくれても良かったのに)
と思ったそうです。

(柱や梁などを組んだのは棟梁だったので、内部はしっかりです)

まあ、この辺りの家が何かと問題が多いのは、開発時期や不動産会社の
特殊事情もあったのでしょうが、とにかく生涯で一番の買い物なのですから、
つくづく消費者側も欠陥住宅から身を守る努力は必要なのでしょうね。
(こういう仕事をしていて、本当にこんなことを書くのも忍びないのですが)

かといって、神経質になりすぎて現場でもめるのも困りますが、
とにかく、家の造りは見ようと思えば覗ける場合もありますし、
勉強するための本もありますから、ぜひ、活用していただきたいものです。

さて、今日の記事は…
クリック(応援)お願いします!

人気ブログランキングへ

 
関連記事

ブログパーツ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://reformdaisuki.blog107.fc2.com/tb.php/331-3a25b65c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック