スケルトンにしたいんです!

ここでは、「スケルトンにしたいんです!」 に関する記事を紹介しています。
もう何年か前のリフォーム案件のお話です。

あるお客様…知り合いの独身男性の方が、築○十年という賃貸マンションを
かなり安い家賃で、しかも、内装を自由にリフォームをしてよい、という
物件を借りることにしたので、リフォームの見積りをして欲しいと
言ってこられました。

なんでも、ご自分の会社の取引先でキッチンや化粧台などの設備を
破格で譲ってもらえるところがあるとのことで、一度、マンションの
内装をすべて撤去し、(つまり、スケルトンの状態にして)全面リフォーム
したいとおっしゃるのです。

しかも、譲ってもらえるキッチンなどがスタイリッシュなものなので、
マンションの内装も、それなりに費用をかけて、デザイナーズマンションのようにしたい、
とのことでした。

なにはともあれ、現場を見てみないことには…と、マンションに案内して
頂いたところ、なんと、そのマンションは、


鉄筋コンクリート造ではなく、鉄骨造のマンションだったのです。
鉄骨造ということは、現在の内装仕上げの壁を撤去すると、
鉄骨の柱が出てくることになりますし、天井材をめくると、いわゆる、
デッキプレートが見えることになります。
002.jpg


店舗などではデッキプレート自体に塗装をして、換気扇やダクトなども
わざと露出にしてインテリアとして演出するという手もありますが、
元が工場や倉庫であるなど、それなりの空間や天井高がないと、
そのデザイン性は発揮しにくいと思います。

さらに、そのお客様が、

「天井をめくると、天井裏が丸見えになるなら、天井は
  そのままでいいです。でも、間仕切りは全部取りたいです!」

とおっしゃるものの、天井の点検口から天井裏を見て頂き、

「このような造りになっていますので、間仕切りを取ると、
天井の壁際の支えが無くなるので、天井が垂れ下がってくるかもしれません。
天井の補強もしておいた方がいいですね…」

とご説明していくうちに、やはり、どうも当初のプランとは
ちょっと思惑が違ってこられたようです。
とりあえず、必要最小限のリフォームの見積だけをすることに
なりました。

これが、そのマンションの室内の写真です。
001.jpg


これが、もし鉄筋コンクリートのマンションなら、このように、
003.jpg


そして、このように
004.jpg


スケルトン状態にできれば、リフォームの幅がさらに広がったのですね。

結局、このお客様はこのマンションを借りるのは見送られたのですが、
その後別の物件の話も聞きません。

とにかく、一戸建てやマンションに関わらず、リフォームを前提に
物件を選ばれるときは、構造もぜひチェック!というお話でした。

さて、今日の記事は…
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