まさに発火寸前…

ここでは、「まさに発火寸前…」 に関する記事を紹介しています。
今日、電気の職人さんと一緒に、とあるお宅へ調査に行ってきました。

なんでも、そのお宅では、去年の秋の台風で屋根の一部がはがれ、
屋根材の貼り替えをしたところ、それ以降、電気の具合がおかしくなった
と言われるのです。

例えば、
①「冷蔵庫のドアを閉めると、リビングで使っている家電の電気が落ちる。
  しかも、落ちる回数が日毎に増えてきている。
  また、電気がつかないのに、漏電ブレーカーは落ちていない」

②「和室の照明器具がつくときと、つかないときがある」

③「インターホンが鳴るので玄関に出てみると、誰もいない。
  ピンポンダッシュかと思い、前の道まで出て見渡しても誰もいない。」

④「夜中に二階で誰もいない部屋の電気が勝手につくことがある」

などです。

現象がいろいろなので、以下のように、順番に調べていきました。



旅分電盤の現状を確認

  漏電ブレーカーがついているか。ブレーカーがいくつあるか、
  工事で追加されたブレーカーなどはあるかを調べる

旅ブレーカーを一つづつ入れて、照明器具をつけたり、
  コンセントに工事灯をさして、どの電気回路にどの部屋の
  照明・コンセントが配分されているかを確認
 
なんと、キッチン・リビング・和室の三部屋分のコンセントが
全部同じ回路からとられていたことがわかりました。
また、キッチンに一つだけ専用回路が別に設けてありましたが、
これはほとんど遊んでしまっていました。

つまり、電気製品を、電気回路に対してオーバー気味で使っていた
ということは、すぐに判明したのです。

ただ、冷蔵庫のドアを閉めたときに、リビングの家電の電気が落ち、
しかも、ブレーカーが落ちないというところに、疑問が残りました。

そこで、電気の職人さんが、冷蔵庫をどけて、裏側にあった冷蔵庫のコンセントの
プレートを外し、中を調べてみると…

なんと、
CA3G0001.JPG


電線が焦げていました。
電線を切って取り出してみると、このとおり、
CA3G0006.JPG

電線の先が黒く焦げて、それを差してあった、コンセントのパーツの
裏側の差し込み口が溶けかかっています。   

これは、電気の職人さんによると、電線の被覆をはぎ、電線の先端を
差し込むときに、きちんと奥まで差し込まず、差し込みが甘かったときに、
起こるとのことです。

要するに、電気は通電するときにより大きな電圧がかかるので、
このように接触不良の状態で通電したりしなかったりを繰り返すと、
一時的に過剰な電流が流れることがあり、発熱したり、電化製品自体を
傷める原因になるということですね。

今回は、もともと別の箇所の工事で夫と下見に伺ったところ、
「そういえば電気もおかしいんです」と相談され、
あらためて今日、電気の職人さんと調査に伺ったのですが、
もう少し放置していたら、コンセントから発火し、火事につながっていたかも
しれません。

もし、それが、留守中だったり、夜中だった場合は…

このお宅では、数年前に中古の住宅を買われてお住いになっていたのですが、
このキッチン部分は前の持ち主の方が増築をしたところだったそうです。
そうなると、増築をした部分は同じ職人さんが担当したでしょうから、
他のコンセントにも差し込みの甘い箇所があるのではという不安も残ります。

とにかく、電気は場合によっては命にも関わる事故につながりますので、
ちょっとでもおかしいなと思ったときは、すぐに原因を調査すること、
普段から「タコ足配線」や「コンセントのホコリ溜まり」に
注意することが大切だと思います。
(先の記事『発火寸前?』もご参照下さい)

ちなみに、③の「無人ピンポンダッシュ!?」現象については、
「それは、雨の日ではないですか」とお尋ねすると、
「そういえば雨の日のような…、雨の日は通話の声も割れた感じです」
ということで、インターホンのスピーカーの配線が雨の日には
門柱の中で水に浸かってしまうのだろうと推測。

④の「照明器具の無人スイッチオン!?」現象については、
リモコンだけでシーリングライトを消していた場合、停電が起こった後で
復旧したときに、ライトが付くようになっている商品があるので、
壁のスイッチでオフにしておけば起こらないことをご説明しました。

今日のところは、ひとまず冷蔵庫裏のコンセントを新しく交換しただけですが、
夜になって、お客様から
「あの後、電気はまったく落ちることもなく、いつ電気が落ちるか
どこかでストレスになっていたのが、すっきりしました」という
お喜びのお電話を頂きました。

後は、あらためて何回路くらい増して、キッチンとリビングと
和室のコンセントをバランスよく分配するのかがこれからのご相談です。

さて、今日の記事は…
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