リフォームのアプローチもいろいろ

ここでは、「リフォームのアプローチもいろいろ」 に関する記事を紹介しています。
職人の夫と二人で「造り手の顔の見えるリフォーム」をモットーに、
コツコツと仕事をしている私たちですが、
とくに目立つ店舗を構えているわけでもなく、チラシを巻いたり
広告をうつわけでもないので、仕事が入ってくるのは、
もっぱら既存のお客様のリピートやご紹介です。

そういった、お客様からの直接ご依頼の仕事
(いわゆる、『元請け』の仕事)が無いときは、職人の夫が
下請け…場合によっては孫請け、曾孫請け、玄孫請け…を
しています。
(私は、その場合、プランナーとしてではなく、手伝い、
 または現場の見学を兼ねての同行です)

リフォーム中心の仕事をするようになって15年以上となった今では、
内装職人からスタートした夫も、『多能工』として、木工事から
水道設備、ガスの資格の範囲でのガス工事に至るまで、
広く携わることとなりました。

そんな多能工としての本領が発揮されるのは、私たちが直接
お客様から頂く「元請け仕事」がほとんどで、下請け仕事では、
内装(クロスや床材)やフローリング貼りなどの単独工事の
手間請けが中心でした。

ところが、去年から新しく、工事を総合的に依頼して下さる
元請けさんとのお付き合いが始まったのです。


今までのクロスやフローリング仕事の下請けだと、材料持ちか手間だけかに
かかわらず、元請けさんからの発注内容は、「クロス○m貼替」や、
「フローリング○㎡」「大工仕事○日間」といった、数量での指示でした。

これが、クロゼットの造作やキッチン、バスルームのリフォームとなると、
単純に数量というのでなく、お客様のお好みやご予算に合わせた、
提案やプランが必要となるので、元請けさんが何をどのように提案するかで、
値段も工期も大きく変わってくるのですね。

私が結婚前にリフォーム会社に勤めていた時は、そのリフォーム会社は
いわゆる「丸投げ」は無く、私たちプランナーが現場の下見をし、プランし、
見積をして、材料と商品を手配、職人に直接依頼、というスタイルでした。
(お陰さまで大変充実した経験をさせて頂ました)

ですから、木工事をはじめ設備や内装工事など一切がっさいを下請けする
工務店や業者さんの場合、どのようにプランや見積に関わるのか、
ずっと興味を持っていたのです。
(夫の職人仲間や、得意先さんにも多く見られましたが、面と向かって
 お聞きしたことはありませんでした。)

そこで、先日、はじめて元請けさんに同行して、とあるマンションの
全面改装の下見に伺ったときは、とても緊張しました。

車の運転に今ひとつ自信のない私は、元請けさんの運転の車に載せて
頂くことにし、ユニットバスの入れ替えがあると聞いていたので、

「あのう、脚立だけ積んで頂いてよろしいでしょうか…」

元請けさんは、「脚立?どこ見るの?」

「え?ユニットバスの天井裏ですけど…」

「ああそう。」と元請けさん。

(ユニットバスの下見で天井裏見ずにいられようか…)

結局、マンションに付いてみると、ユニットバスではなく、
床パンに浴槽を据え、壁はモルタルに塗装、といった在来浴室スタイル
でした。(これがまた提案に一苦労でしたが、詳細は別の記事で)

結局、気がつけば写真を撮ったり、現場の寸法を図面に落としたり、
下地を確認したりするのはすべて私の役目だったようで、
元請けさんはメモひとつとっていらっしゃらないご様子でした。
(せ、責任重大だ…私)

そして、図面を改めてCADで清書し、工事の内容に沿って見積書を作成。

(一回目はまず、予算とプランのたたき台になるだろうな…)

内容に漏れの無いように、寸法に誤りの無いように、
何度も確認して、ファックスで元請けさんに提出すると、折り返し、
「お客様に見積もりお持ちするから同行して」との指示。

行きの車内で、「今日、工事決めるからね!」と微笑む元請けさん。

(いや、お客様はリピートのお得意さまとは伺ってたけど、
 全面改装をたった一回目の見積もり提出で決める!?)

「あの、私、今まで、このボリュームの工事、一回で
 プラン決まったことないですけど…」

「あ、そうなん?」と再びにっこり。

そして、結果は…。

「では、これでお願いします」

キッチンの扉色も、キッチンパネルも、クロゼットドアの色目も
すべて決まり、あとは、仕上げ材のクロスやカーペットの色決めを
残すのみで、工事どころか、商品もほとんど決まったのでした。

私は、リフォーム会社にいたころも、どちらかというと趣味のように
仕事をしてしまうタイプでした。

つまり、プランを考えすぎて、見積りやプランの提出に時間が
かかったり、イメージイラストや工程表を作り込んでしまったり、
施工の納まりを見るのに現場に入り浸ってしまう、といった具合。

慎重に(しつこく)下見、採寸をするせいか、大きな失敗は無いので、
現場ごとの利益率は悪くはないものの、工事の売上成績が
振るわない問題社員?だったと思います。

今では、夫と二人でやっているので、夫が職人の分、手間賃も
売上になるということもあり、ひとつひとつじっくり現場に取り組みたい
できるだけ細やかなプラン、現場対応をしたいという思い入れが
かない、会社組織ではありえないくらいひとつひとつの現場に
時間を使っていると思います。

(やっぱり、私みたいに悠長に提案や見積に時間をかけていたら、
 一般的には仕事にならない、続かないということなのかな…)

(自分が納得するまで、お客様に良いプラン、よりよい商品を
 選んでおすすめしたいと思っていたけど、それは自己満足で、
 スピーディに工事に向かって進むということも、お客様に
 よっては、何よりのサービスの場合もあるんだな)

などと、今回の工事への手際よいアプローチを横から見ながら、
いろいろと考えさせていただきました。

それにしても、やはり、同席しながら、自分だったら、
〇〇より□□を優先して提案したいなあ、とか、
△△はこのようにプランするなあ、とかのプラン魂(!?)が
ふつふつと湧いてくるのですよね(笑)

さすがに、元請けさんを差し置いて、勝手に口出ししたり、
自分のプランや見解を力説するような出しゃばりは出来ないので、
この熱い想い(!?)は、次に私たちが元請けさせて頂くお客様のために、
大切にしまっておくことにします。

さて、今日の記事は…
クリック(応援)お願いします!

人気ブログランキングへ






関連記事

ブログパーツ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://reformdaisuki.blog107.fc2.com/tb.php/383-a14f9ccd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック