クロスの出隅を美しく納めるモノは

ここでは、「クロスの出隅を美しく納めるモノは」 に関する記事を紹介しています。
私が夫と知り合ったころに、ふと気がついたことがあります。

「この人がクロスを貼ると、出隅がピシッと決まってるなぁ」

出隅(ですみ)とは、「出っ張った角」を指す言葉です。
(反対に、「引っ込んだ角」は入り隅(いりすみ)と呼びます。

マンションでは、柱の角や、梁の角など、この「出隅」がとくに多く、
それらのほとんどは、クロス貼りになっています。

よく見てみるとわかるのですが、クロスの厚みや表面の凹凸具合によって、
この出隅の部分が微妙に膨らんでいたり、出隅のラインがきっちりと
出なくてすっきりと見えないことがあるのですね。

これは、クロスの糊(接着剤)に"初期接着性"がなく、出隅の部分で
90度に折り曲げられたクロスが、元に戻ろうとする力のほうが
勝ってしまうことが原因のひとつです。

戸建ての部屋と比べると、マンションの部屋は(今でこそ少ないものの)、
やたら柱や梁、梁と梁が交差していたりして、家具が置きにくかったり、
圧迫感があったりと嫌われるものです。

ただ、それを無視して考えると、一種「構造美」とも見える場合が
あって私は結構マンションらしいその造りは好きなのですね。

それでも、この出隅のラインがすっきりとキマッていないと、
せっかくの構造美もだいなしです。

ところで、つい先日、この出隅を納めるために夫がしている、
とあるコツを知りました。

ある日の現場でのこと。

現場監督さんが夫の手元を見て、なにげにおっしゃいました。

「ん?それは、出隅をきれいに納めるためのおまじないですか?」


その時に、夫はこのように、出隅をなにかでこすっていたのです。
omajinai01

「ああ、これ?そうですね。おまじないです♪」

夫が広げて見せたその「なにか」は、これでした。
omajinai02

これは、クロスを貼るときに使う下敷き用ファイバーテープの包装、
といえばよいのか、巻かれたテープの側面の粘着部を保護する
ビニール!?フィルム?みたいなものです。

これを手で良く揉んで、クロスを貼ったあとの出隅をこすると、
摩擦熱が生じ、下地へのクロスの接着性がよりよくなるそうなのですね。

本来は、出隅を抑えるための専用工具(ローラー)があるのですが、
夫をはじめ、親しい職人仲間たちは、こういったフィルムを
「シャカシャカ」と呼んで、出隅を抑えるのに使っているそうです。
(手で揉むとシャカシャカいう音がするからその呼び名が…)

このように仲間うちで検証しあって受け継がれている現場の知恵?は、
絶対というほどではないものの、おまじないよりは効果があるものと
思います。

それにしても、私が「ほう~っ!」と感心した出隅のラインに
こんな「おまじない」がかけられていたとは。

夫との現場でのお付き合いはとっくに十年以上になるのに、
今ごろ知った私なのでした。


さて、今日の記事は…
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