住んでみたくなる賃貸マンション

ここでは、「住んでみたくなる賃貸マンション」 に関する記事を紹介しています。
前回の記事で、とある賃貸マンションの空室改装の工事に入ったと
書きましたが、先日内装工事まで完了しました。
あとは、キッチンや便器など設備の据付です。

こちらが改装前のスケルトン状態の写真
(バルコニー前から玄関前に向かって撮影)
7マンション01


そして、こちらが改装後
(ほぼ同じ位置から撮影…設置前のキッチンが…)
after01

このマンションはなんと、この春で築33年を迎えるようです。
しかし、オーナーさんが空室が出るたびに、間取りや設備にこだわった
大掛かりなリフォームをされているせいか、駅に近いという立地
もあって人気物件のようです。

しかも、この物件、見た目の設備や内装だけにとどまらず、
オーナーさんとタッグを組んだ設計・施工担当者さんにより、
防音や断熱の面などにも、とても気を配られた改装をされています。
(私たちは下請けですが、代わりに自慢♪)

なにせ、施工中にもたびたび引き合いのお客様が訪れ、
工事が終わっては入居が決まっていくという感じ。

トイレと合わせて一室になった、狭いながらも明るくおしゃれな
洗面所は化粧台がカウンタータイプ。我が家もこうしてみたい♪
after03


賃貸物件というのは、新築で積極的に設備や内装をアピールする
物件以外は、いかに手をかけず(つまり費用をかけず)
工事を済ませるかという条件のことが多いものです。

例えば、以前にも下請けで賃貸物件現場に入った夫が驚いたことが
何度かありました。


覚えている中で印象的だったのが、クロスの貼替に入ったときのこと。

夫は、「クロスの貼り替えだけだし、工事の最後に『洗い』作業も
入れるだろうから」と、

貼り替える壁面に沿って、めくったクロスを床に敷いて簡単な養生をし、
クロスの貼り替えを終わらせました。

ところが、後日、上請けさんから、

「あの現場は『現状のまま』床にワックスをかけるから、
 クロスの切りくずとか落とさないように注意して」とコメントが。

夫としては、『洗い』と言えば、床のフローリングは、
退室修理工事完了後に、掃除機→水拭き→ワックス、
が当然と思っていたので、いきなり「ワックスがけ」と聞いて
あぜんとしたそうです。

(…といいつつ、クロスの貼り替えの下請け工事に行って、
 現場にすでに『洗い清掃済です』の張り紙がしてあることも
 多々あるこのごろですが…)

だいたい、“現状のまま”ということは、たいがい、引っ越した後の
床のまま、ということですよね。

フローリングはちょっとした傷や汚れがワックスをかけることで、
目立たなくなるという長所!?もありますが、それを悪用されるというのは
困りものです。

この物件では、洗いの費用をケチるがためにあえて一手間省いたのか、
もしくは、洗いの担当の方が経費削減上!?泣く泣くそのスタイルに
しているのかは不明。
でも、いくら賃貸物件で経費節減とはいえ、不衛生でもありますよね。

他にも、こんなことがありました。

夫が下請けで『洗い』に入ったときのこと。(上とは逆パターンですね)

現場は古い一戸建てでしたが、元請けさんが以前に流し台の取替え、
ユニットバスの入替え、トイレ工事、内装工事などの手を加えており、
「空き家状態が続いていたが、入居者が決まったからもう一度」と頼まれた、
今回の洗いは必要ないのでは、というくらいパッと見は綺麗でした。

ところが、実際に夫が洗いの作業を初めて見ると、
いくつかの施工不良を発見。

①洗面所の窓を拭いていて気がついた、施工不良。
 →化粧台のミラーキャビネットが窓枠よりはみ出ており、
  ネジでキャビネットを止めるため、窓枠に添え木を
  足してあるが、添え木が窓枠に固定されていないため、
  キャビネットががくがくする…というか、窓拭きの時
  ネジが手に当たって危ない。
    01

②便器を清掃していて気がついた、施工不良。
 →温水洗浄便座を新品に交換してあるのに、便器と便座を
  接続するパーツを交換せず、元の便座のものを流用しているため、
  コンセントを差しても便座が機能しない。
  (便器と便座の接続部品は、便座に同梱されているはず…)
    02

③流し台の清掃で気がついた、吊戸棚の扉の施工不良。
 →新しい吊戸棚を壁に取り付けた後、扉の調整をしていない。
  扉同士が接触してきちんと閉まらないもの、扉を留める
  蝶番がきちんとはまっていなくて落下しかねないものあり。

④洗濯パンを清掃して気がついた、部材不足。
 →洗濯パンを新しいものに取り替えているのに、排水トラップは
  交換しなかったためか、肝心の「エルボ」つまり、
  洗濯排水ホースを差し込むためのパーツがついていない。
  

別に、片っ端から施工チェックしているわけではないのですが、
次から次と気になる部分が。

元々は他所様が施工した物件、口を出す立場でもないのですが、
この状態で「施工完了物件」として、入居者待ちをしているというのも、
工事業者が悪いのか、工事費を叩かれたせいなのか…古い賃貸物件の
現状を見るような気がしました。

確かに、賃貸物件の退室修繕の工事に伺うと、
「本当にヒトが住んでいたの?」と疑うような汚れきった部屋や、
窓を開け閉めしないのか、カビだらけになった部屋など、
オーナーさんが気の毒になるような、荒っぽい使い方をされている
物件があります。

一方で、オーナーさんや不動産業者さんから、「どうせ賃貸だから」
という言い方をされて安価な材料や手間だけをかけられた物件は、
もったいなくもあります。

オーナーさんにとっても、敷金や家賃の面でなかなか思うように
経費が回収できず、綺麗に部屋を使ってもらえるかわからないという
リスクをかかえられて大変でしょうが、賃貸物件は、これからますます、
それなりにアイデアと費用をかけることで価値と人気が上がっていくタイプ、
老朽化、コストダウンにより、ますます維持が難しくなるタイプと、
二極化が進むかもしれませんね。

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