築38年のマンションのトイレリフォーム

ここでは、「築38年のマンションのトイレリフォーム」 に関する記事を紹介しています。
昨日、とあるマンションのトイレリフォームに伺ってきました。

このマンションは、昭和48年に建てられたものですので築38年。
お客様によると、中古でこのマンションを購入したものの、便器は
途中一度も取り替えていないとのことでした。

女性のお一人暮らしのこともあってか、便器やタンクは、それほど
長い年月が経過したとも思えない感じでしたが、最近タンクに水が
入るときに異音がしだした、というのが今回の工事のきっかけです。

K04
(写真ではタンクのフタを取っています)

初め様子を見に伺ったときは、異音の原因は、タンクに給水するための
パイプのナットの緩みによる振動音だったようで、締め付けると音は止みました。

ただ、この隅付きタンクの洗浄水の量は現行の商品でも8~10リットルで、
この便器のころ(昭和40年代)のなら、さらに水量は多かったことでしょう。

これ以外の機種で最新のものなら4.8リットルの商品があることを考えると、
節水の面からも、この際便器を新しく取替えようということになりました。

そして、昨日が工事だったのですが、いきなりの問題発生?でした。


というのは、この『隅付きタンク形の便器』だと、タンクへの給水管の
止水栓がトイレ正面中央にあることが多いのですね。
新しく『タンク密結形便器』に変えようと思うと、タンクが止水栓に
当たってしまうことになるので、止水栓の場所を移動しなくてはなりません。
(ここまでは想定済み)

そこで、まず止水栓を外し、壁を破り、配管を迂回しようと思ったのですが、
コンクリートに埋まった給水管が鉄管だったために、先端の接続部材が
錆びついて取れなかったのです。

では、その部材の先に新しく配管をつなげてやろうと思うと、壁のフトコロ
(壁の仕上げ面と中のコンクリート下地壁とのすきま)がかなり狭く、
手前に追加した部材がフトコロに納まりそうにありません。

夫がパイプレンチを手に鉄管の部材と格闘すること30分ほどは経ったでしょうか。
接続部を軽く叩いてみたり、増し締めしてから緩める作戦に出たり、
悪戦苦闘したもののビクともせず、破損させて水漏れの原因になるよりはと
古い接続部材を外すことは断念しました。

そこで、その部材は残し、新しくエルボを追加、そこから
配管をしてメーカーさん推奨の左側の床寄りに止水栓を造りました。

壁をふかさなくては配管部が丸見えになるので、お客様にご説明、
窓下のみ壁を4センチ余りふかすことになりました。

K02

壁をふかすことで、それまで壁の入り隅に回されていた化粧材が途中で
途切れることとなりますが、このあたりは後から処理できること。
その日中にクロスとクッションフロアを貼り、便器を取り付けなくては
ならなかったので、とにかく壁下地を完成させました。

K03

この写真ではわかりにくいのですが、このマンションの変わっていたところは、
便器の排水管が床下から出てさらに手前に曲がり、便器の仕様としては、
『壁排水』タイプになっていたことです。

夫は下見の時、

「せっかく床排水なんだから、リモデル便器で排水位置が
 合うのがあれば、排水管を床表面で切って床排水にしたら、
 排水管が見えなくなるのに」

と思いついたのですが、排水管の材質と接続部の条件から
断念しました。

さて、完成したトイレはこの通りです。

K01

9時にマンションに到着、管理人さんから駐車場の割り当てを受け荷物運び。
便器とタンクを外し、給水配管移設、壁ふかし、床壁天井にパテをしたあと、
床のクッションフロア貼り~天井壁のクロス貼り、最後に便器とタンクの取付け。
工事が終わり掃除を済ませたのが5時半でした。

本来なら、水道設備、大工、内装職人と三人分の職種がまたがるところ、
すべて一人で施工した夫は、「一日で全部終わったぞ!」と得意気です。

「ほんまやねぇ、三人来てたら、それぞれ多少の手待ちやら、前の現場で
 手こずって遅刻、とかあるやろうから、まあ、一日で出来るとしても、
 最後にクロス屋さんが泣きながら夜までクロス貼って仕上げるって
 感じかな?」と私が言うと、

「そう。しかも、便器とタンクは先に取り付けられて、さらに
 施工しにくくなった状態でな…ヘ(^-^ヘ)」

「本当に、こういう時のしわよせは内装職人になるのよねぇ」

お客様にも『夫が多能工なので、こんなに早く終わりました♪』
とアピールしたいくらいでしたが、今回は下請けだったので、
断念(笑)しました。

「それにしても、俺、もっと早く鉄管と格闘するの辞めてたら
 もっと早く終われたのにな…」

「いやいや、十分に努力した結果だからお客様も壁ふかすの
 納得して下さったんだよ。結果オーライ!」

実は、壁をふかすための寸法的なゆとりがあったのは、元が
隅付きタンクタイプだったからで、他の便器なら壁をふかすゆとりは
なかったことでしょう。

とにかく、トイレのリフォームは毎回気を遣うものなのでした。


さて、今日の記事は…
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