元請けと下請け、そして…

ここでは、「元請けと下請け、そして…」 に関する記事を紹介しています。
あけましておめでとうございます。

昨年も、一現場、一現場、新たなお客様や取引先、職人さんとの
出会いがあり、いろいろとありがたい経験をさせて頂くことが出来ました。

一方では、やはり、欲が?出るのですね。
『もっとお客様の近くで仕事がしたい』

つまり、孫請けよりは下請け、下請けよりは元請け、
少しでも近い関係でお付き合いさせて頂きたいなあ、ということなのです。
去年はより一層、その思いを強めた私達でした。

お陰様で、今までに私たちに直接工事を依頼くださったお客様、
そのあとでリピート工事やご紹介を頂いたりし、長くお付き合いの
あるお客様もいらっしゃいます。

ただ、基本的にはどんどん新しい工事を頂いてこそのリフォーム業、
自分たちの受注ペースでは足りない分は、まだまだ下請けや孫請け仕事で
元請けさんのお世話にもなっています。

そんな中、昨年、新たな元請けさんとの出会いがありました。

私達が秋に初めて地元でチラシを出したときに、目を留めて下さり、
先方さんよりアプローチ頂いたのです。

コツコツと地元で重ねられた営業と実績が身を結び、今ではお客様からの
直接の請負で十分に成功しておられる業者さんで、きさくに
下請け時代のことを話して下さいました。

業界にありがちな話ですが、


現場にはタッチしないのに、仕事を回すだけで結構な割合の仲介料を請求される、
仕事の代金を待たされる、いろいろなご苦労があり、ある時、
『もう、下請けは卒業しよう!』と決意されたと言います。
それからは、まさに自分の手足、頭を使っての営業。
何年か越しで、今の受注スタイルを確立されたとのことでした。

そして、元請けとなった今、下請け時代に困ったことは、
自分の下請けにはさせない、という姿勢をとても感じるのです。

現場の家具移動など自分がまず動き、材料や商品を運ぶときも手を貸して下さり、
完了前には『マイ掃除用具』を動員して来られたり。
寒い屋外工事では、車を飛ばし熱い缶コーヒーの差し入れも。
工事が終わると、そうそうに施工費の振り込みまで。
(請求書の催促が来るほど…(^_^;))

工事の件数がかさんでくると、元請けさんも、なかなか手が回りませんし、
むしろ営業的に走らなくてはならない用事も多く、
現場のことは職人に任せた!ってなってしまいがちなのですが、
(現場にほとんど来ない元請けさんもいますし)この方には、
"自分の現場"という責任感と熱意、愛情を感じるのでした。

今まで新しい元請けさんと関わっても、まさに『丸投げ』だったり、
『売上以外には現場のこと、建築のことに興味なさそうでノータッチ』
だったりする中、ぜひ長くお付き合いさせて頂きたいと思う
元請けさんです。

いっぽう、こまめに気を配ってくださる姿勢を見ては、
私達が元請けとして工事を受注したときには、
仲間の職人さんたち、親しい問屋さん、業者さんたちに対して、
するべきことがちゃんとできているのだろうか、ということも
振り返らせていただいています。

仕事や費用の分担、振り分けが絡む以上、元請け、下請けと言った
立場でお付き合いすることとはなりますが、気持ちだけは、
『共請け』で、お客様に一歩でも近づき、
より良い仕事をしていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


さて、今日の記事は…
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