トイレの手すりは○○に注意

ここでは、「トイレの手すりは○○に注意」 に関する記事を紹介しています。
昨年、中古マンションを購入→リフォーム後入居予定のお客様の現場で、
トイレの手すり取り付けのご要望がありました。

手すりは、車椅子をご利用のお嬢様のためだが、現在は一人暮らしを
されており、同居予定はないものの一応つけておきたいとのこと。

このような場合は、本来、ご本人にお会いして、形状や寸法、取り付け高さ
や使い勝手のご希望をお聞きするのが一番ですが、打合せ段階では
一度もお見えになりませんでした。

直接ヒアリングさせて頂くのに、なんらかのご都合があるのかもしれず、
私たちは下請けとして入った現場だったこともあり、お嬢さんをお呼び
頂きたいとも言い出せず。

手すりの種類をカタログ上でご案内しただけで、
あとは元請けさんとお客様での打ち合わせとなりました。

選ばれた商品は、


トイレの背面の壁に取り付け、使用する時だけ
前に倒すことができる、住宅向けの可動タイプ。

tesuri01

実際に、便器の左右どちらに取り付けるかは、改めてお嬢さんにお尋ねに
なるとのことで、両側の壁に補強用の下地を入れました。

そして、便器も据え付け、クロスも床も貼り終わり、後は手すりの取り付けだけ
となったときに、初めてお嬢様が現場にお見えになったのです。

トイレに座って左側が良いとのことで、取り付け高さを決め、手すりを
取り付け。お嬢様には便器に腰掛けて確認頂きました。

「右側にも取り付けようと思います。」とお嬢様。

慌てて、商品手配をかけた私達でしたが、なんと翌日、

『病院でいい手すりを見つけ、写真を撮ったのでお見せします』と

お電話があったのです。

それは、公共の場所でよく見られる、パブリック向けの
このようなタイプの商品でした。

tesuri02

ここで問題が発生。

住宅用の商品より大きく高さのある、この手すりを取り付けようとすると、
手すりの取り付け金具が、トイレの給水の止水栓に接触するのです。
しかも、左側につけたものより、低めに取り付けたいとのこと。

ここで、手すりの高さの盲点ですが、例えば、便器に腰掛けたり、
立ち上がったりする時に望ましい高さと、車椅子を利用される方が、
着衣の上げ下ろしの時に便座から腰を少し浮かせるために
使いやすい高さは違うのですね。

後者の場合は、便器に平行についている手すりよりも、
遮断機状に身体の前に降りて、上半身をもたせかけることができる、
このタイプの方が合う方もいらっしゃるようです。

tesuri03

そんな予備知識はあったので、今回も一度はカタログで
提示したのですが、お嬢様まで伝わったのか、伝わらなかったのかは
わかりませんが、採用されませんでした。

すでにクロスも仕上げてしまっており、止水栓を移設しようとすると、
壁をめくり、給水管からやり直さなければなりません。

リフォームなので、前もって手すりの設置高さがわかっていれば、
あらかじめ止水栓を移設する、または、床面に止水栓を作る
という手が打っておけないことはなかったのですが、後の祭りです。

もし、基準より止水栓を低い位置にすると、便器からの給水ホースが
長すぎてたるんだり、短めのホースの別途注文が必要になります。

床面に止水栓を設ける方法も、夫は、誤ってビスを揉み込んだり、
踏んだり(ドアが引き戸で際まで全開なので)するリスクを考え、
はなから避けていました。

そこで、なんとか止水栓を動かさずに済む商品や、方法はないかと
後付可能な商品を探してみたのですが、

この手のタイプは、
tesuri05

便座のフタをつけたままでは使えないため、初めから除外。
(お客様は、便器のフタが自動で開く機能が気に入っておられました)

このようなタイプは、
tesuri05

フタには干渉しないものの、車椅子が近づく時に、足元が
接触しそうです。

では、このようなタイプを床に取り付けて…
tesuri06

と思えば、床は補強のための下地は入れていません。

さんざん検討した結果、手すりと接続金具、ブラケットを別個に手配、
現場の寸法にあわせて組み合わせ、壁1点、床2点のブラケットで
支えることにしました。

ここまで読まれて、疑問が沸きますよね。

「なぜ、手すりを便器の背面の壁ではなく、横の壁につけないの?」

そうです、実は、たためるタイプ(ロック付)の手すりにしたかったのが
ひとつの理由。もうひとつ、先につけた左側の手すりの反対側の壁は、
三枚引き戸でほとんどがオープンのために、手すりをつけられるような
壁がなかったのでした。

さらに、左側の手すりは、お嬢様が実際に使われてから判明したのですが、
上半身が後ろに倒れてしまった場合、固定式ではないこの手すりは、
掴んでいる手ごと持ち上がってしまうとのことでした。

こちらは、使用中にはねあがらないよう、後付で固定する
しかけを作り、そのまま使われることになりました。

来月、現場合わせの手すりを加工しに伺うのですが、
いい具合に取り付けられたら、またご紹介したいと思います。

※追記
 手すりの加工結果を、記事に書きました。
 『トイレの手すりは○○に注意②』ご参照下さい。

さて、今日の記事は…
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