たとえ段取りは悪くても

ここでは、「たとえ段取りは悪くても」 に関する記事を紹介しています。
私が、このブログを始める前に"リフォーム業界をリフォームしたい"という
ホームページを立ち上げたのは、2005年のことでした。

ホームページが、少しでも印象に残るように、遊び心を持って考えた
タイトルでしたが、リフォームの現場に出ていて「このままでは…」
という危機感を覚え、それを表現したかったのも確かです。

それは、職人の夫と結婚し、それまで勤めていたリフォーム会社では、
知らなかった、下請けとしての立場を通じて感じてきたものでした

中でも、


いわゆる、元請けさんの『段取り』に戸惑い、不満を持ったのは、
職人である夫よりも、私の方でした。

夫の方は、慣れというのか、諦めというのか、慌てず動じず…
いつも、職人さんはこんな思いをしていたのかとびっくりしつつ、
過去の元請け時代の自分にも反省をしたものです。

例えば、

 ・家具や荷物の多い部屋なのに、移動は職人とお客様まかせ。
   ⇒「どの部屋からするのか聞いてなかったから…」とお客様。
   
 ・狭い場所に一度に他職種や多人数の職人を入れる。
   ⇒先に手をつけたもの勝ち?で場所の取り合い。

 ・その日に施工する材料が午後になってやっと現場に届く。
   ⇒時間に余裕があったはずが、焦りながら施工をすることに。

 ・材料が足りない。商品のサイズが違う。
   ⇒時間のロスよりは、材料のロスのほうが、結果的に割安なことも…。

 ・工期に無理があり、夜遅くまで作業させられる。
   ⇒疲労とともに作業効率が…悪循環。

 ・養生をしていなかったり、養生範囲が足りない。
   ⇒傷や汚れによっては、弁償費>施工費になりかねない。

これらは、職人の立場になってこそ、その辛さがしみるというもので、
元請けさんも、組織上、営業ノルマがあったり、一人で多くの物件を抱えて
そうならざるを得ない、という場合もあるでしょう。

ただ、最近は、私は

『たとえ段取りが悪くても、自分で段取りをしている業者はえらい!』

と思うようになってきました。
(まあ、当たり前のことなんで"えらい!"はオーバーなのですけどね)

というのは、元請けの中で『丸投げ』つまり、営業しかせず、
下見やプランや見積もりや職人手配、工程組~施工は下請け任せ、
の業者さんが意外と多い、という現実に気がついたからです。

こういう業者さんは、どうも建築や施工そのものには興味がないことが多く、
私どもが苦心する、建築作法上の細部の納まりや、建築基準法の心得も
なんのその。建材や設備の商品が現場に収まればそれでよし、という感じです。

お客様に提案する商品も、施工方法もプラン上の寸法も下請け任せ。
施工業者や職人を信頼し、任せてくださるのはともかく、
元請けさんに建築や施工の知識がなかったとなれば、不具合があった時、
誰が責任をとるのでしょう。

リフォームのプラン&施工を二人三脚で取り組む私達としては、
たとえ他社と同じ建材、設備の商品でも、細部の納まりや施工の
きめ細やかさで差をアピールしたいもの。これではとても虚しくなります。

お客様がリフォーム業者なり、施工なりを選別するのは難しいとは
思いますが、プロだからとお任せ、言うなりにならないように、
施工方法、範囲など細かく質問し、十分に気をつけていただきたいものです。


さて、今日の記事は…
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