下見は誰がするの?

ここでは、「下見は誰がするの?」 に関する記事を紹介しています。
ここ数年、夫が多能工だということが功を奏してか、
新たな元請けさんに声をかけて頂く機会が増えました。

それ自体は、とてもありがたい事なのですが、私達にとっては、
少々困ったことにもなりつつあります。

というのは、私達に仕事を回しているうちに、ブローカー的な
仕事の取り方になったり、面倒な事は全部振ってこられるように
なったりするのです。

例えば、とある元請けAさん、


はじめの頃は、便器の入れ替えの時は、自分で下見に行って、トイレの
室内寸法を測ったり、排水管の高さを測ったり、写真を撮ったり、
現状のタンクの品番を調べたり、自分で下見をしてくれていたのですね。

その上で、

「わかるとこは測っておいたから、取付できる便器を見つくろって、
 見積書ファックスでちょうだいね」

という感じでした。

それが、いざ施工となって、私も付いて行き、現場への搬入や養生を手伝ったり
施工説明を代行しているうちに、「○○さんたちに任せるとラクやなあ」
とおっしゃるようになりました。

まあ、便器の取替えなど、まず水道設備の職人さんに便器を撤去してもらい、
床板を大工さんに直してもらい、内装職人さんが壁クロスや床のクッション
フロアを貼ってから、また設備の職人さんに新しい便器を取り付けてもらう、
といった一連の立会が、一人の職人に頼むだけで済むわけですから。
しかも、私までおまけにくっついてきて荷物運んだり養生手伝ったりする
わけですからね。

そうこうするうちに、リピーターの親しいお客様や単品の工事のときなどは、
「下見も自分たちで行って、商品もどれがいいか提案してきてくれ」と
まさに丸投げ状態になったのです。

こうなると、元請けAさんとしては、すべてがオートマチック?なのですね。

私達からの見積書が出たら、お客様に商談を持ち込み、工事が決まれば、
日にちを私たちに伝えるだけ、あとは、商品の手配も、工事当日の段取りや
作業も私達任せ。施工後に請求書を手に集金に来るだけです。

ところが、私が結婚前まで勤めていたリフォーム会社は、
元請けAさんとは正反対。

 "職人からお客さんにしていいのは『お天気の話程度』まで。

 職人に、(この方法だと)『どうなるの?』は尋ねてもよいが、
 (この施工は)『どうするの?』は尋ねてはいけない。
 
 工事の主体は自分。職人に任せっきりにしない。
 
 職人にもピンからキリまで人材がある。職人というだけで施工の
 先生みたいに思ってはいけない。あくまでこちらが指示する立場。 
 
 元請けが選んだ商品や材料、施工方法には職人に、
 みだりに口に出させてはいけない"

というようなポリシーがあったのですね。

つまり、すべて元請であるその会社が、商品や材料、施工方法に責任を
持って、お客様ともご予算を相談しながら進めた工事なので、
安易に「こうしたほうがいいのに」といった口を出させるな、という
わけです。

まあ、本来は、元請けは職人さんを監督する立場でもあるので、
職人さんに教えてもらっていたのでは、立場がないのですが。

私は、このようなポリシーを持ち、工務店が母体なので建築技術的にも、
法規の上でも、責任のとれる施工をするのだ、と常に自負していた
リフォーム会社で経験を積めたことを、とてもありがたく思っています。

だからこそ、元請けAさんのような、なんでも職人(下請け)まかせ
というスタイルでは、協力する気が薄れてきたのですね。
で、結局、昨年末にお付き合いを辞退することにしました。

さて、いっぽう、元請けBさんという方がいらっしゃいます。

こちらは、なぜか、下見は職人(下請け?)がするもの、と
思い込んでいらっしゃる様子。

これも、例えば、リフォームの引き合いがあって、自分では
見積もりができないから、大工、水道設備、電気、内装、塗装、左官、
建具、などなど個々に呼んで現場を見せ、それぞれと話しあって
自分がひとつの見積もりにまとめ上げるなら、それは良しでしょう。

たとえば自分で図面が描けなくても、どのような内容、仕様、設備、商品で
リフォームするのかは、ご自分で把握できるのならばです。
図面は描ける人に内容を伝えれば、作成できますからね。

ところが、私達に「下見お願い!」から始まると、下見を元に、
私が大工工事、水道、電気、内装…と、全部見積もりますから、
それはもう、私たちの提案に基づいたリフォームになってしまい、
元請けBさんのリフォームではないのですよね。

いわゆる『丸投げ』する業者さんでは、プランや商品選び、
お客様との打ち合わせは自社で行い、施工や現場管理などは下請けに、
ということはあります。

ただ、下見や打ち合わせの段階から下請けに任せてしまうと、
それは、もうリフォーム請負業者ではなく、仲介業者なのではないかと
私は思います。(結構いらっしゃるみたいですけど…)

これだけリフォーム業者が多く、他業界からの参入も目立つ中、
職人さん内でも、下請けを卒業し、元請けを目指す方がたくさん
いらっしゃると聞きます。
(と、いいつつ私達だってまだ100%元請け仕事ではありませんが^^;)

中途半端な役割分担や責任感では、リフォーム業界が本当に
ダメになってしまいかねません。たとえ下請けの立場ではあっても、
仕事が減ろうが、憎まれようが、私達なりに元請けを選ぶ姿勢は
キープして仕事に励みたいと思います。


さて、今日の記事は…
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