リフォームの"紹介"と"仲介"

ここでは、「リフォームの"紹介"と"仲介"」 に関する記事を紹介しています。
このところ、"丸投げ"をする元請けさんについて、いろいろと書いてきました。
例えば、1/31付の『下見は誰がするの?』の中では、

 "下見や打ち合わせの段階から下請けに任せてしまうと、
  それは、もうリフォーム請負業者ではなく、仲介業者なのではないか"

といった具合です。

ところが、"仲介業者"という表現について、誤解を生じるかなと思い、
あらためて書かせて頂くことにしました。

仲介というのは、不動産業界でお馴染みの言葉ですが、ここで、
"不動産仲介ガイド"というサイトさんから、わかりやすい
解釈を引用させて頂きます。

 "不動産の仲介とは


 不動産の売買・交換・賃貸借などの代理や媒介(ばいかい)をすることをいいます。
 売主と買主の間に立って取引を仲立ちし、公正かつ客観的な評価により
 信頼できる仲介取引を行なうことが求められます。

 たとえば、ある人が自分の持つ不動産を売りたいと思っても、
 素人では自分で買主を見つけることはなかなか困難です。
 そうした場合に不動産仲介業者に依頼すれば、不動産仲介業者は
 売主に代わって買主を探したり、売り出しの広告を出したりと、
 さまざまな手続きを行なってくれます。
 その一連の手続きの報酬として、
 売主・買主双方は不動産仲介業者に
 仲介手数料を支払います。"

私はここで、アンダーラインを引いた、公正かつ客観的な評価
さまざまな手続き、というところがポイントだと思います。

例えば、家の売主さん、貸主さんから単に図面と所在地のデータを預かり、
売買や賃貸希望の金額を右から左に転記して、店頭に並べておくだけなら、
それは『紹介業』でしょう。

しかし、そこにプロの視点での評価や査定、実務という付加価値が加わってこそ、
『仲介業』になります。

ですから、私が "丸投げする業者は、リフォームの請負業でなく
リフォームの仲介業だ" と書いてしまうと、ニュアンスが代わってしまいますね。

というのも、実際に、リフォーム工事を直接請けるのではなく、
リフォームのアドバイザーや仲介といった、専門的な業務をされている方も
いらっしゃるからです。

お客様の代わりに、業者から出されたプラン内容や金額を査定、
工事後のチェックをしたり、複数の施工業者に入札をさせ、
業者選定をしたりといった感じです。

こうなると、先の"丸投げ業者"は、仲介業者ではなく、"紹介業者"と
いう表現をしたほうが近いような気がしてきます。
(実際には、"紹介"ならば、当事者同士での取引になり、
 契約にはタッチしないでしょうが。…ああ、ややこしい^^;)

ここで、ひとつ例を挙げます。本来は、設計を伴うような
複合の工事で例えたいのですが、わかりやすくするため、
単独のものにします。

お客様が、元請けAさんに畳の表替えを頼んだとします。

そこで、元請けAさんが、取る行動は

 ①お客様のところへ出向き、表替えが可能かどうか確認。
  (畳床の傷みの程度によっては、表替えできない場合がある)
  畳のサイズを確認、予算に応じて畳表や畳縁を選んでもらう。
  家具の量を確認。畳を預かる日(納める日)を打ち合わせ。
  
 ②取引している畳業者に連絡し、①をすべて代行してもらう。
  値段に関しては、畳業者さんの卸値に元請けさんの経費分を
  足した金額でお客様に話しておいてもらう。
  (もしくは見積書は後から元請けさんが出す)

 ③畳業者をお客様に紹介し、直接取引してもらう。

 ④『友だちと一緒に頼んだら、安くしてくれるらしいから、
   畳は、そこに頼んでもいいかしら』とお客様に言われ、

    「いや、ぜひウチにやらせて下さい。
     (値段は合わせますよ)」⇒①か②で対応。
    「ええ、どうぞ。」⇒後はノータッチ。

①は、元請けとして当たり前の、きちんとした対応ですね。
ここで、畳表の違いの説明や、ペット対応の畳など新商品の提案、
畳縁のカラーコーディネイトなどのアドバイスができると、
プロとしての違いがでます。

②が、いわゆる"丸投げ"。その元請けさんに頼んだ付加価値が
感じられません。しいて言うならば、畳屋さんとトラブルが生じた時に、
元請けさんが何らかの補償をしてくれる(はず)というところ。

③は、現場が遠方だとか、現場の条件で、受注コストが見合わないときに、
「ウチは間に入りませんから、直接畳屋さんと取引して下さい」と"丸振り"。
つまり、紹介ですね。後から、ちゃっかり紹介料を畳業者さんに
請求するかどうかは、元請けさんによるでしょう。

④は、まったくノータッチなので、元請けさんにはリスクなし。
お客様には、その畳屋さんと万が一トラブルがあっても、
自分で解決しなくてはならない、というリスクがあります。

そう、私がこのところの記事で、丸投げや、請負ではなく仲介するだけ、
はいただけない、と言っているの②のパターンですね。

ただ、②のような"丸投げ"といっても、お客様と他の下請けの間に入る以上は、
責任も分担しなくてはなりませんから、そういう意味では、
元請けさんもアフターを含めたなにかしらの経費を上乗せするのは当然です。
問題は、その割合なのですよね。パーセンテージといいますか。

またしても、長くなってしまったので、続きはまた
あらためて書きます。


さて、今日の記事は…
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コメント
この記事へのコメント
まだ不景気で建設業界もリスクを背負なければ仕事も生まれないが、本も週刊誌も漫画も売れない!出版業界も不況だというのは感じていた。濃厚な情報はテレビと思われる。
2012/02/23(木) 15:11 | URL | 智太郎 #Cv7CRq2s[ 編集]
コメントありがとうございます。

"ピンチはチャンス"…仕事が空いて不安なときに、
同業者の奥さんが励ましてくれた時の言葉です。

いろいろと大変なご時世ですが、努力と工夫で
なんとかチャンスに変えていきたいものです。
2012/02/23(木) 21:49 | URL | iegasuki(tanegasuki) #-[ 編集]
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