ちょっと珍しい同窓会に

ここでは、「ちょっと珍しい同窓会に」 に関する記事を紹介しています。
昨年は12月の半ば、とある同窓会に出席してきました。

それは、私が社会人として初めて入社した会社さんの社長を囲んで、
現役社員、他社へ転職したり、退職した社員が入り交じっての同窓会でした。

その会社さんでは5年ほどお世話になり、その後転職を重ねた私ですが、
今回、社長はじめ他の顔ぶれにお会いするのは20年以上ぶりです。

それでも、タイムマシンに乗って一瞬で当時に戻ったかのように、
思い出話や近況報告に話が弾んだのには、嬉しいやら不思議な気持ちがするやらでした。

私の入社当時は、姫路本社と大阪営業所で30名弱の社員数だったでしょうか、
今ではなんと、営業所も増え、社員数は5~600人とのこと。

なによりびっくりしたのが、



その会社さんが東証一部上場を果たしていたことでした。

思えば、私が入社した当時、そこの社長は40歳。
次々と大きな夢を掲げ、口にされる方でした。

 "我が社は将来、一部上場するぞ!"
 "自社ビルを建てる!"
 "社員のために保養所を造る!"

社長は、ご兄弟に振り分けるほどの規模の家業をそのまま継ぐ道もありながら、
ひとり独立起業を選んだ方で、そのバイタリティや営業力、
人を惹きつける話力も、有能な人をどんどん引き抜いてくる手腕も、
社員は十分に感じていましたが、さすがに一部上場という言葉には、
当時は誰もその実現を信じてはいなかったと思います。

社長は、私達よりも早く出社し、受付カウンターに飾ってある造花
(今で言うプリザーブドフラワーでした)のガラスドームを磨いたり
社員用にとドリンク剤を"箱買い"して冷蔵庫に入れていたり、
一家言あるときは、筆ペンで書き付けて社員に渡したりと、今でも
数々のエピソードを思い出します。

時代はバブル前、女子社員の寮にと中古マンションの一戸を購入し、
内装を社長が発注したところ、なぜかLDKの入り口のガラス戸に
エジプト風女性の横顔のデザインのエッチングが。

社長いわく、

「人の顔というものは、見るときの気持ちによって表情が変わって見えるから、
 日々変化が楽しめるように…」

そんな当時の社長、今はどのようになっていらっしゃるかと思って、
ドキドキして宴の席に着くと、なんとびっくり、

…まったく変わっていないようでした。

体型も自社ビルの(これも達成(^^))ジムで鍛えていらっしゃるというだけあって、
当時と変わらず、髪の後退も白髪もなく、まさにタイムスリップした当時の社長が
飛び込んできたようでした。活き活きとした話し方も当時のまま。

「あれからの僕を知らんやろ。上場してからがむちゃくちゃ勉強したよ。
 なんせ『無知は罪』って言われてしまうんやからね。」

   「当時から、十二分に勉強されていたと思いますけど(^_^;)」

「いや、上場企業の社長となると『知りませんでした』では、
 通用しないってわけや。法律やらなにやら、全部勉強しとかんと…」

思えば、私が当時退職するときに、拡張して内装を一新したテナント事務所内の
社長室で、

 「ここのデザインをしたのは、女性の一級建築士。
  君がこういう専門職を今からっていうのは無理だろうけど、
  これからは、このように女性が活躍する時代だよ」

と言って、励まし送り出してくださったのでした。

入社当時は経理事務員で、簿記学校へもその会社さんから通わせてもらいました。
その後は転職を重ね、憧れていただけで自分が今の仕事につくようになるとは、
当時は思ってもみなかった私。

専門学校へ行き、設計事務所やデベロッパー、ハウスメーカーの仕事を
経由し念願のリフォーム会社へ。そして結婚後、職人の夫と独立。

もう何年も前になりますが、とある法人さんの工事を受注し、
重圧に押しつぶされそうなとき、

"あのポジティブの塊のような社長が、今からでは…とおっしゃった仕事に
 付けていること、この大仕事をやり遂げられたことをご報告に伺おう"

というのを励みに乗り越えたものでした。

その後、なんだか気後れしてしまい、社長にお会いしに行く事はできなかったのですが、
まさに、先日の同窓会で今の仕事についていることをお話しすることができました。

すると社長、

 「インテリア?どんなのしてるねん。
  そうや、今度、我が家のリフォームしてもらおうか、名刺渡しておくから。
  自社ビルも見に来てくれ。僕がタイルの柄まで選んだんやから…」

    「ええっ? でも、社長のお宅って、あのその…」
     
     (社長の豪邸をリフォームなんて、社長の書斎とかならともかく、
      ご家族の意向もあるし…(+o+))

 「あいかわらずやなあ…。
  こういう時は『ありがとうございます!』って言ったらええねん。」

お酒の勢いか、懐かしい顔ぶれに囲まれてテンションが上がられたか、
とんでもないことを口に出してくださった社長でしたが、
実際にお声をかけていただけるかどうかはともかく、
"めっちゃ勉強した"社長に恥ずかしくないよう、ますます建築とリフォームの
勉強~経験を積んでいきたい、と改めて決意した年始なのでした。

ところで、ふと当時の社長が愛読され、テープでまで聞いていらした

「流れる星は生きている」藤原てい:著 を思い出しました。


流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀)
藤原 てい
中央公論新社
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当時は勧められつつもページを開くことはなかったのですが、(^^ゞ
遅ればせながら、これから読んでみようと思います。


さて、今日の記事は…
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