ウッドデッキは"水はけ"が命!

ここでは、「ウッドデッキは"水はけ"が命!」 に関する記事を紹介しています。
前回のブログでも触れましたが、
最近、ウッドデッキのメンテナンスや修理のご相談をお受けすることが
多いのですが、 首をかしげるのが、

作成時にメンテナンス…塗り替えだったり、修理の時のことを考慮したのだろうか?
特に"水による影響"のことを配慮したのだろうか? ということです。

じつは、"ウッドデッキ"は工事業者にとって、
なかなかのクセモノのような気がします。
というのも、
今では目にするチャンスが減りつつありますが、
もともと和風住宅では"濡れ縁"というものがあります。

文字通り、雨に濡れることを想定し、下の写真のように竹を使ったり、
隙間をあけてスノコ状にすることで水はけを考え造られています。

AE01

ところが、


濡れ縁って、たいてい軒下に収まりそうな奥行のものなのですね。
もともと和風住宅自体が、今の洋風住宅?よりも、軒が深かったことも
ありますが、軒の下にあることで、雨ざらしというわけでもなく、
意外と長い間もちこたえている場合があるのです。

上の写真の濡れ縁も、表面の竹をはずし、枠の補修で再利用できました。
AE02
(…なぜか補修後の写真がありません。残念…(^^;))

ところが、ウッドデッキとなると、そのサイズからいっても、
軒からはみだした部分が雨ざらしになっていたり、
屋根や庇のない場所に造られていることも多いものです。

濡れ縁的な感覚でとらえて造ってしまうと、
サイズ的に、ウッドデッキの木が腐ったから造り替える、
というには大ごとになります。

今までに見てきたウッドデッキの中で、「耐久性的にどうかな…」
と思うものには、大きく分けて2パターンあります。

①材木を複雑に組み合わせたり、造り込まれているタイプ
 デッキの上には重い荷物や家具を載せることはなく、
 地震の影響を受けることも考えにくいのですが、
 「家」並みにデッキの基礎部分が複雑に組まれていたり、
 材料の太さや嵩が大きい。
 コストは別として、良心的な施工なのですが、
 かえって風通しや水はけに影響がある場合も。
 
 とくに土台部分に「ホゾ」を彫って材木が留められていたり、
 ボルトの頭を埋めるための「座ぐり」がされているなど、
 雨水がそれらの接合部分にしみこみ乾燥しにくいような
 造りの場合は、表面に傷みが現れにくい(気づかない)ので要注意。

②デザイン性が高く凝っている一方、構造的な耐久性が弱いタイプ。 
 デザインにかかわる材料のコストをカバーするためか、
 床材の厚みのわりに、それらを支える根太の間隔が広かったり、
 根太や大引きのサイズが細かったりする。
 手すりの支柱の間隔が広すぎたり、支柱が床表面だけに留められており、
 床材の経年変化で傷むにつれ、 支柱がぐらつく場合も。

①の場合は、構造的な造りがしっかりしているので、
部分的な部材の交換や補修も可能です。

ただ、②の場合は、部材の交換だけでは効かず、
デッキ下や手すり支柱の構造部分を直そうと思うと、
おおもとから造り替えなくてはならない場合があります。

デッキのデザインが素敵なのは何よりですが、
「部材の取り替え」がしにくい造りだったり、
定期的に必要となる「塗り替え」がしにくいデザインだったり、
塗り替えの範囲が広すぎるもの、高所の塗り替えが
必要なものなどは、あらかじめメンテナンスは誰がするのか、
手間やコストはどのくらいかかるのかも確認したうえで、
造られると良いと思います。

例えば手すりのデザインなど、格子やラティスは
部材が薄くて傷みやすいものの、塗り替えが大変なので、
デザインを変えるか、その部分だけ市販品を使い、
支柱以外は交換が効くようにする。

また、塗り替えを意識した納まりを工夫する。
例えば、私たちが造らせていただく場合、見栄えより機能を優先し、
下のようなイレギュラーな納め方をする場合があります。

下の例はデッキではなく木製テラス屋根ですが、
TT01

上の写真ではわかりにくいかもしれませんが、
波板をわざと屋根の外枠にかぶせるようにして留めています。
(水切り材を取り付けるなどの方法もありますが、
 今回は家の裏手で目立たない側なのでこちらの方法で(^^;))

このテラスは、よう壁沿いに建てることとなったので、
テラスのきわに脚立が立てにくく、お客様が塗り替えの時に
屋根の枠の外側が塗りにくいだろうと思われたからです。

「ウッドデッキに関しては、とにかく水仕舞い、水のキレが大事やね。
構造的に造り込むんやなくて、さっぱりとした造りの方がいいのかも。
もちろん、根太とか大引きのバランスは当たり前として…」

こう意識する私たちは、効果があるかないかダメもとで?
その都度、いろいろな工夫を試みています。
例えば下のような部分にも…

↓ウッドデッキの床材の継ぎ目の水が大引きの上で溜まらないように、
 床材の裏を部分的に欠き、水抜きをつくりました。
TWD23
(上の詳しい内容は、過去記事『ウッドデッキは耐久性を考えて④』をご参照)

私たちなりにいろいろと工夫してみたところで、やはり「木」である以上、
雨風や紫外線からの傷みは避けられないのですが、
私たちにご依頼くださったお客様には、なるべく長く
愛用いただきたいと思い、これからもメンテナンス経験のフィードバックを
頑張ります(^^)。


さて、今日の記事は…
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