先日、お庭をもっと活用できるようにと、ウッドデッキ造作の
ご依頼がありました。
ビフォーです。

L型のリビングダイニングの外壁が、お庭を囲むように建っているので、
デッキができたら両側の窓を通じてリビングを回遊するような動線ができ、
デッキもリビングの一部として取り込めそうです。
では、実際の工事の様子です。
ご依頼がありました。
ビフォーです。

L型のリビングダイニングの外壁が、お庭を囲むように建っているので、
デッキができたら両側の窓を通じてリビングを回遊するような動線ができ、
デッキもリビングの一部として取り込めそうです。
では、実際の工事の様子です。
まずは、束石を置く部分を掘り、均等に
レイアウトした束石を仮置きします。

土を掘った部分は表面を突き固め、バラスを敷きます。

水糸を貼り、束石の位置を正確に決め、
それぞれの束石は水平をとりながら
モルタルで固定します。

翌日、束石のモルタルが固まったら束(つか)を立てます。
水のキレを考えて束の下には基礎パッキンをはさんでいます。
束はそれぞれ長めに切っておき、最後にもういちど
水平を出してから、先端を切りそろえます。

大引きを束にボルトで固定し、根太を入れていきます。
根太ができたら、床板を貼ります。

床が貼れたら、階段作りです。
今回は、デッキの前が駐車スペースで、車との位置関係があるので、
デッキに固定するタイプではなく、自由に置き場所を変えたり、
デッキの下に収納できるような階段を考えました。
設計図…というより、設計イラスト。

ちょっとこってりな造りの階段ですが、
踏み板が傘になって、木を組み合わせたところに
水がかかりにくいようになってくれればなと(^^;)
この階段にも基礎パッキンを"履かせ"ます。
この設計イラストをもとに、夫が階段を造ります。
(これは宿題として、自宅で造り、現場へお届けしました)

階段を現場で設置してみます。
幅が45cmほどなので、車と干渉せずちょうど良いバランスです。
階段の三段目をデッキの下に差し込んでも、
小さなお子さんがデッキに上り下りできてましたし、
階段が邪魔なときは、すっぽりとデッキの下に収納できます。

では、ウッドデッキ完成の写真です♪

植栽を中央のトネリコの木の根元に寄せる感じで植え替えたので、
ほどよいアクセントとなり、イメージがだいぶ変わりました。
ビフォーはこんな感じでしたね。

今回のウッドデッキの素材はウェスタンレッドシダーです。
最近人気のメンテナンスフリーといわれるウリンやその他ハードウッドと比べると
耐久性は劣るでしょうが、私たちは少しでも長くお使いいただけるよう、
いろいろな工夫をしています。
たとえば、材料はすべて二回塗りをしてから、現場に持ち込み、
組立時に切断したところもその都度、塗装します。
(デッキ仕上がり時も床表面を塗装します)
床板を上からビス留めしないことで、ビス穴に水が残って、
そこから床板が傷んでいくというのを防ぐ、木と木が密着して水分が溜まったままに
なる部分を極力少なくするような組み方をする、床下で、ビス穴が上を向いている
ところはビス穴をコーキングでふさぐ…などです。
お客様は、次回はウッドデッキの上に木製の屋根をかけようかと
ご検討中ですが、それまで、しっかりアフターもしながら、
(私たちは、初回はウッドデッキの床板の塗り替えはサービスです)
出番を(^^)お待ちしたいと思います。
さて、今日の記事は…
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