「イメージスケール」を持ち歩く

ここでは、「「イメージスケール」を持ち歩く」 に関する記事を紹介しています。
「イメージスケール」
聞きなれない言葉だと思います。

私が、専門学校でインテリア・コーディネートを学んだときに、
実務でいろいろと役に立ったものの中でも、とくに印象的なものです。

「持ち歩く」と記事名に書きましたが、これは頭の中に、という意味で、
誰でも、いつでもどこでも、作れるものです。



このスケールの原型は、日本カラーデザイン研究所会長の小林重順氏が、
1985年に、当時、武蔵野美術大学だった堤浪夫教授とともに、
石こうで造った30点の回転体のイメージ調査を、学生対象に行った
ときに造られたもののようです。

このスケールを簡単に説明すると、

「水平に座標軸をとり、左端をW(ウォーム)右端をC(クール)、
 垂直に座標軸をとり、上端をS(ソフト)下端をH(ハード)とする。」

つまり、紙の上に「+」のような形を書き、それぞれの記号をその
先端に描くのです。
その交点(0)の位置が、Wでもなく、Cでもない、Hでもなければ、
Sでもないという、ニュートラルな位置となります。

そして、イメージを判断する対象が、この座標軸の中で、
どのあたりに位置するかを考えるための目安に使うわけです。
実際には、(W⇔C、S⇔H)の他に(K:クリア⇔G:グレイッシュ)という
心理軸もあり、大変奥の深いスケールとなっています。

ここで勝手に転載するわけにはいきませんので、詳しくは、
日本カラーデザイン研究所さんのサイトを見ていただければと
思いますが、おもしろいのは、あらゆる要素を「イメージスケール」にかけてみられること、
ではないでしょうか。

サイトの中にも、「カラー」「配色」「言語」「デザイン構成要素」
のイメージスケール例が載っていますが、この研究所の出版物では、
インテリア・建築の材料にも応用できる、「自然材・人工材」、
また、「身体の表現」「ひらがな」のイメージスケールまであります。

これらは、別に「完璧に覚えてどうこうする」というものでは、
ありません。
研究所さんでも、「イメージスケール」のことを「感性のものさし」と
呼んでいらっしゃるように、感性は人や環境によっては、
完全に一致するものでもないでしょうから。

ただ、このように、自分で、いろいろなものを「イメージスケール」に
あてはめてみる習慣をつけると、インテリアのデザインやコーディネートのときに、
「ただなんとなく」ではない、意味づけ、理由づけができ、
より効果的なアイデアが生まれるのではないかと思います。

例えば、一般的な和室は、イメージスケールにかけると、
W(ウォーム)寄り、かつ、S(ソフト)寄りのところに
位置づけされると思います。

しかし、スケールを意識して、C(クール)、H(ハード)方向に
動かそうと思えば、畳の色を黒にし、畳の縁を銀糸で編み、また、
床柱をいぶした鋼材などにすることで、クール感、ハード感そのものの、
「ガラスのテーブル」を置いても似合いそうな空間に変わりますよね。
(少々極端ですが) 

このように、インテリアの構成要素、内装自体の仕上げ材や、
家具、カーテン、照明器具に至るまで、それぞれの色や、
材質、テクスチャー(肌触り・風合い)をイメージスケールを
意識しながらコーディネートとするように心がけると、
必ず出来栄えに差がつくと思います。

もちろん、まだ仕事についていない勉強中の方も、普段目にするものを
このように「イメージスケール」にあてはめてみる練習を積んでおくと、
仕事を始めるころには、たっぷり感性が磨かれていることでしょう。

ただ、あまり、肩に力を入れてこだわりすぎると、ガチガチの
コーディネートをしようとして、身動きできなくなる恐れはありますので、
ほどほどに…。

さて、今日の記事は…
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