トイレの漏水箇所を突き止めました

ここでは、「トイレの漏水箇所を突き止めました」 に関する記事を紹介しています。
先日、数年振りに、とあるお客様からお電話がありました。

"ご近所の方が5~6年前にトイレのリフォームをされたんだけど、
原因不明の水漏れで、施工業者がどうも逃げ腰らしい、
代わりに見に行って直してあげられないか"

とのことでした。
たまたま、工事最終日で、早めに帰途についていた私たち、
タイミング良くご様子を見に伺うことができました。

現場についてトイレに通されると、目に飛び込んできたのは、
なんとも素敵な壁のトイレ。
IT01


水漏れのことも忘れ、「素敵ですね~♪」と奥様にお聞きすると、

「これ、私がちぎり絵で、貼ったんです。
 壁の隅のクロスが割れてきて、それを隠そうかなと思って…」

再び、びっくり。これがお手製だったとは!

そして、この素敵な樹の根元?を見てみると、
確かにシミができてきています。
IT02

そして、便器に向かって左側の隅にも、下にシミがありました。
これらのシミに最初に気づかれたのは一か月ほど前で、
数年前のトイレのリフォームの依頼先に連絡したところ、見に来てくれたものの、
"原因がわからない、給水管かもしれない…。"とのことで、
壁をめくって配管を直し、クロスを全部貼り替えた場合の
見積書が届いたそうです。

数年経っているとはいえ、もしかしたら当時の工事がきっかけかもと
つい疑ってしまうところ。当時の業者さんが、自分たちの工事のせいか、
他の要因かをきちんと調べる前に、お客様にやりかえ工事のお見積り、
というのも、同業者としては少々気になりました。

お客様としては放っておくわけにもいかず、工事を依頼されたものの、
その後、業者さんが何も言ってこられず、とうとうしびれを切らして
ご近所にSOSを出されたもよう。
そこで、私たちが呼ばれたというわけでした。

実際、原因が特定しにくい状態ではありました。
あきらかにシミは大きくなっているものの、水道メーターの
「パイロット」と呼ばれるコマはピタッと止まっており、
水が動いてるようすはありません。

雨漏りも疑い、トイレの真裏、外壁側に行ってみると、
基礎が壁よりも出っ張っており、そこからの水の浸みこみも疑わしい。
しかし、他の部屋に同様の被害がないことから、やはり、
他に原因が…すると、夫が突然、

「かすかにシューシュー音がする!」

トイレの給水管の止水栓に耳を近づけてみると、
聞こえるか聞こえないかくらいのシューッという音がするのです。

そこで、水道メーターのハンドルで、家全体の給水を止めると、
音も止むことがわかりました。

「やっぱり、止水栓の裏側ででも漏れてるのかなぁ…」

そこで、とりあえず、タンクの真裏の壁を開け様子を見てみることに。
すると、壁のコンパネが剥離し、べったりとシミが広がっていました。
IT03

中をのぞいてみると、止水栓のすぐ裏ではなく、
給水管のかなり下の方での水漏れのようでした。
IT04

そこで、トイレの壁、床近くを再度めくってみると、
エルボ(L型のパーツ)のちょうど直角になった内側の部分から
霧吹きで吹いたようなしぶきがシューシューと出ているのでした。
IT05

「このくらいの量じゃ、パイロットも回らないってことか…。
 工事の後で水張り確認をしても、水漏れしてるとは気づかなかったのかも。」

  「でも、現に水が吹き出してるんだから、工事の時になったのなら、
   壁とか床をふさぐ前に気が付くよね…
   かといって、6年前の工事の時はなんでもなくて、その後でこんなところが
   勝手に割れた…というのも考えにくいし。 工事で新しい給水管を接続する時に
   力がかかったとか?」

「まあ、ここの先の給水管が動かないように支持されていない(固定されていない)のも、
 施工上はどうかと思うし。 断定はできないけど、前回の工事も疑わしいなぁ。」

  「でも、証拠あるかって言われたら、ないしね。」

ともかく、お客様とご相談の結果、次回、壁と床をめくり、根本的に
配管をやり直し、壁クロスと床のフローリングを貼り替えさせて頂くことになりました。

「せっかく素敵な樹があるのに、もったいないですけど…。
 また、同じようなクロスにしましょうか?」とお尋ねすると、

なんと、「その壁紙ね。私が選んだわけやないの。
見本も何も見せてもらってないし。工事終わったらこうなってたの…」

えええ…!と、ふたたびビックリの私。

「和室もね、襖はこんな柄にしようかとか、いろいろ考えてたんだけど、
終わったらこんな真っ白な襖になってて…。壁も、なんだか安っぽい旅館みたいに
なってしまって。」

もう、目が点の私。

「それにね、障子も縦は二本桟になってて、横の桟は細めに入っているようなのに
 しようと思ってたのよ。で、届いたらこれ。ごく普通のでしょう、くやしいから、
 ところどころ和紙を張って…」

障子の格子のところどころに和紙があしらってあり、かえって素敵な障子だなと
思って見せて頂いていたのが、苦肉の策で工夫なさったものだったとは…。

昔は、大工の棟梁が「流しはこれ、建具はこれ…」と見立て、お客様がそれに従っていた、
ということもあったと聞きますが、つい5~6年前にそのような業者の勝手な選択で
工事を進めてしまうところがあるなんて、同業者ながら驚くやらあきれるやらでした。
ご年配の穏やかなお客様で、そこにつけこんでなのか、どうなのかわかりませんが、
ひどい仕打ちだと思います。

「では、今回は見本帳からお好きなものをお選びいただくとして…
 でも、この樹がなくなってしまうの、私、すごく残念ですわ(^^;)」と申し上げると、

  「もう、樹は貼らないわ。水漏れがわかったとき、この樹が水を欲しがって
   呼んだのかとも思ってしまって…」 と奥様。

「たしかに、とってもいきいきした樹だから、命がやどっているかのように、
 水飲みたくなったのかもしれませんね(^^)」

それはともかく、この樹のデザインを、我が家のトイレに再現していただきたいな、
紅葉バージョンもいいな♪…といろいろイメージしてみた私なのでした。


さて、今日の記事は…
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