リフォームで電気工事のコストがかかるのはなぜ?

ここでは、「リフォームで電気工事のコストがかかるのはなぜ?」 に関する記事を紹介しています。
さて、今日も、マンションのリフォームは電気工事のつづきです。

昨日より、さらに壁への開口が増え…
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そう、今日も夫の「電気」の師匠が、応援に来てくれたのです。
作業はどんどん進んでいきます。
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(上は、玄関ホールの天井に人感センサーの配線を入れているところ)

ところで、リフォーム工事の見積もりをしていると、
電気工事のウェイトが高くなることがあります。
ちょっとそのワケを探っていきたいと思います。

電気工事のコストがかかる理由。
私が考えたのが大きく5つなのですが、
まず、


①電線は、自由に好きな場所で"継ぎ足す"ことはできないこと。
②壁や天井の中に、新たに電線を入れることは難しいこと。
③壁や天井に穴を開けるのは簡単だが、穴を元通りにふさぐのに手間がかかること。
④電気配線の一回路ごとの容量が限られること。
⑤そもそも電線や資材の値段がかかること。


の5点が考えられます。

①ですが、例えば、コンセントや照明を"追加"したい、という場合。
そこから電線を継ぎ足して、新しい場所にコンセントや照明を作ることは可能です。
しかし、"移設"となると、配線を継ぎ足すときのジョイント部分は、
完全に隠ぺいしてしまうことはNGで、いつでも点検できるような
状態にしておかなくてはならないのです。

例えば、このような電線のジョイント部分。
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照明器具やコンセント、スイッチを壁から取りはずせば、
その穴から天井や壁の中が見え、ジョイント部分も確認できる、
という状態にするのは良いのですが、
そのためには移設前の場所にも、それらを残しておかなくてはならない、
ということになりますよね。

コンセントなら、場所の移動を兼ねて数が増えても問題ないですが、
天井の照明の差し込み口などは、元の場所にも新しい場所にも
差し込み口がある、というのは不細工というか、目障りなことがあります。

そこで、照明の位置を変更するときで、線の長さが足りない時、
電気の職人さんは電線を継ぎ足すのではなく、
大元から配線をし直そうとするのですね。
すると、その分電線が余計に必要になります。

②ですが、壁の中に電線を入れる場合、表面のクロスの下地が
コンクリート直だと、線を入れることはまずできません。
下地が石こうボードであっても、柱があったり、木の骨組みが干渉して
電線が通らないことがあります。

今回の現場も、壁の下地材である石こうボードを留めるための木の骨組みが
横向きにも入っており、このように電線一本分ずつ、キリで穴を開けて
電線を通していきました。
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また、GL工法といって、とくに建物の外壁に面した壁など、
ダンゴ状になったGLボンドがところどころ壁の裏にあって、
電線をまっすぐ通していけないことがあります。

この写真を拡大した、
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ここに見えているのがGLボンドです。
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ちなみに、この現場で、コンクリートの梁に直接クロスを張ったところに配線を
しなくてはならないところがあったのですが、配線がむきだしにならないように、
梁を石こうボードで囲い、線を中に入れようか思っていたら、梁の隅に
表面のモルタルをはつり(欠き取り)配線をした部分を発見。
同じように二本目を添わせることができました。

この写真の…
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左上の部分です。
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③ですが、壁や天井に配線を入れるための穴を開けるのは、
昨日の記事にもあったように、ダウンライトカッターで1分もかからず
開けることができます。

しかし、いざ、配線後にこれらを元通りにフタをしていくとなると、
いくつかの工程が必要になるのです。

まず、フタになる丸いボードをビス留めするための下地の木を
壁の中にいれ、周りのボードにビス留めします。
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そして、周りのボードの縁を少し斜めにカッターで面取りをします。
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そして、フタとなるボードをビス留めしたら、
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今度は、そのフタの縁もカッターで面取りをします。
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両方のボードの面取りがされた部分、拡大してみると…
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そう、ここにクロス貼りをする時のためのパテを施すのです。
ボードを切ったままだと、パテが盛られる隙間がないので、
わざとこのように面取りをしてくぼみ?を作ることで
塗ったパテを平滑に均しつつ、留まりやすいようになるわけです。

この作業を、すべての丸い穴に施すのですね。
おそらく、明日いっぱいはこの作業をしているかもしれません(^^;)
要するに、開けるは易し、戻すは難し…と言いますか…。

④ですが、コンセントや照明の配線をし、物理的に増設することは
できても、分電盤のブレーカーひとつひとつに割り振られた電気の
容量には限りがあるため、新たにブレーカーを増やし、分電盤から
配線をしなおさなくてはならない場合があります。

「このコンセントから分岐することはできるんだけど、
 ここから持ってくるとブレーカー落ちるかもな…。
 向こうの線からとらないとダメかなあ。」と
配線の手間が遠回り?になることも。

⑤ですが、電線って、ふだんは壁や天井の中に隠れていて
どのくらいの長さや量が使われているかピンとこないものです。
新しく配線するためにいつも現場に持ち込む、
一巻のドラム状になった電線の値段を考えると、
①~④の相乗効果もあって、
コストがかかるのはさもありなんという感じです。

というわけで、今回は現場の進行というよりも、
リフォームの電気工事って…というお話しになってしまいました。
電気工事とはいっても、アンテナ線やLANケーブル、電話線の工事を
伴うこともあるので、頭(と指先?)を柔軟にしておかなくてはなりません(^^)

今日、夫が格闘していたLANケーブルの端子部分。
この数種類の色やストライプ模様の線、一本一本をほぐして、
加工するのですね。
老眼には少々骨の折れる作業ですが、やりとげると嬉しそうな夫でした。
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本日も、順調に進んだ現場。
昨日見つけた「梁貫通スリーブ」の効果もあって、
隠ぺいしたかった配線、新しく増設した配線は
すべて天井や壁の中に入れることができました。

明日は「壁の開口のフタ」の作業です。
私は、クロスめくりの続きを。
あと和室とトイレだけ残っているのでがんばります(^^)


さて、今日の記事は…
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