職人泣かせの…

ここでは、「職人泣かせの…」 に関する記事を紹介しています。
だいぶ前に「間取りの手帖」という本が出版され、賃貸物件などに見られる、
面白&不思議な間取りの数々に、一部の「間取りスト」(?)
を狂喜乱舞させたものでした。

そして、賃貸物件とは、「クスクス…」「?」だけでなく、
「&!!!」の宝庫でもあったりするのです。




これは、夫の下請け仕事に、クロスめくりの手伝いについて行った時、
あまりの造形美(?)に、私が思わず写真に撮ってきたものです。
(画像クリックで拡大)

renjifuudo.jpg

写真をすみずみまで見ていただくと、想像がつくように、
このワンルームのキッチンは、部屋の形としては<形にとがっている
のですね。
(部屋の左側のコーナーが直角でなく、鋭角になっているという意味です)

そこで、天井の手前よりに写っている梁と、レンジフードの位置関係を
見ると、斜めにねじれたようになっています。

レンジフードの上は、排気用のダクトを通すためのスペースが必要で、
その部分を箱形に壁を造作することは、よくあることです。

しかし、この写真を見てみると、わざわざ斜めに、二重に箱を重ねたように造っており、私は、

「中はどうなっているんだろう!?」と、不思議でしかたがありませんでした。

自分が元請けの現場なら、レンジフードをはずしてみて中を調査する
ことはできるのですが、下請けで入っていて余計なことはできません。

しかも、さらによく見てみると、レンジフードのすぐ上の箱は、
手前に出っ張った角の左側と、右側では高さが変わっているのです!
(左側は薄い箱のまま、右側は、もうひとつ上の箱と同化している)

「!」

さらに、天井よりの左の奥を見ると、ここにも梁にとりつけた、
小箱のような造作部分が…。

「!」

つくづく不思議な造形です。

…と、私は単純に不思議がっているだけでよいのですが、
大変なのは、職人さんです。

「大工さんは、どんな手順でこれを作っただろう…」

「クロス屋さんは、どんなふうにこれを貼ったんだろう…」

ここでクロス職人を夫に持つ私が、声を大にして言いたいのは(笑)、

大工さんなら、この手間のかかる部分を日当換算(つまり、
かかった時間分の費用がもらえる)してもらえる可能性が高いのですが、
クロス職人さんだと、「m」換算、または「㎡」換算なので、
この小さな箱の重なった部分に、ただの平面に貼る時間の二倍、
三倍かかったとしても、あくまで、クロスの数量あたりの
費用しかもらえない、ということなのです。

こういった部屋を、一部屋だけリフォームで貼りに行くならまだしも、
新築時に、同タイプの部屋がたくさんあったら、ちょっと
クロス職人さんには心理的に辛いかな…。

でも、職人でない私は、部外者として見る分には、こういった
「やむをえず」の納まりも、職人さんのせいいっぱいの知恵と
工夫が見え隠れしていて、好きだったりするのでした。
(自分の現場だったら、どう納まりをつけるかに、頭を悩ます
 ところでしょうが)

さて、今日の記事は…
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