「いつでもいいよ」は「いつでも来るよ」

ここでは、「「いつでもいいよ」は「いつでも来るよ」」 に関する記事を紹介しています。
今週、夫はリフォームの下請け仕事で、クロスを貼りに行っていました。

今回は内装屋さんから仕事を請けているのですが、そこが元請ではない、
ということだけはわかるものの、自分が、「孫請け」なのか、
「ひ孫」か「玄孫(やしゃご)」
かは知りません。

内装屋さんからは、「工期があるらしいから、クロスの施工は
『いつでもいいよ』と(上から)言われてますから」とのことでした。

私が「せかされんでいいね~」と言うと、夫は
「違うねん。逆!」と…

というのは、



彼が言うには、

 「工務店なんかで、大工さんが社長を兼ねてたりするやろ。
 まあ、監督も兼ねてるってことにのなるんやけど、自分も現場に
 入るから、『スケジュールは、それぞれ適当に入ってくれたら、
 そのつど調整するわ』ってことやねん。」

「うん。まあ、自分は、他の職人さんとぶつからない
 ように、あいたところ施工すると。融通がきくからってことやろ」

「まあな。工程考えたり、他の職人のスケジュール調整
 するのが面倒なんかもしれんし、こっちに気を遣わさんように
 してくれてるのかもしれんけど、とにかく、『いつでもいいよ』
 って言われるのが、一番困るねん。」

「一番困る、ってなんで?」

「つまりな、いつでもいいってことは、皆が、自分の
 好きなタイミングで現場に来るってことやで。
 『いつでもいい』なら、みんな『いつでも来る』ねん。
 電気とか水道とか、一日に現場かけもちする職人なんて、
 ちょこちょこ様子見に来て、「今や!」って思ったら、
 こっちの段取りはおかまいなしに、自分の仕事しに来るねん」

「まあ、『いつでもいいよ』って言われてたらなあ」

「だから、クロス貼ってないのに、器具を取り付けに来たり、
 パテしたばっかりの石こうボードに、いきなり穴開けたりするねん。
 まだパテが乾いてないのに、そんなんしたら、パテしたとこが
  割れるやろ~、そしたらやり直しせなあかねんで」

「そうなると、『気の強いもん勝ち』やなあ。
 そら、みんな必死やもん。」

「結局、しわよせはクロスの職人にくるねんで」

「なるほど。まあ、だいたい、そんなに大きくない現場で、
 大工さんとクロスの職人が顔を合わせる、っていうのもおかしい
 もんなあ。
 やっぱり、木工事終わってからクロスに入るほうが、材料とか
 道具広げるとこ取合いしたり、遠慮して段取りの悪い手順で
 施工したりせんでいいもんなあ。効率いいわなあ。」

結局、その辺の気がかりは的中し(?)、初日は、えらく中途半端な
時間に、夫は不機嫌な様子で帰って来たのです。

「朝一にな、内装屋さんと一緒に、階段の手すり受けをはずしとってん。
 壁に下地は入れてたみたいやし、俺は先に全体をパテしなあかんかったからな。
 
 そんで、昼ごろや。工務店の社長の大工が来て、
 『なんや、手すり受け、はずしたんか~?、今日手すりつける
  って言っといたのに、あ~あ』ってなんや大げさに
 言うねん。別に、クロス貼ってからでもできるのに。

 その後もいろいろと、やりたいところがかち合って、そのたびに
 なんや言うもんやから、パテもそんな持ってなかったし帰って来てん。」

 また別の日には、
「今日は電気屋さんが俺の後追っかけるように、スイッチ
 とかコンセントとかつけに来てなあ。
 まだボンドコークしてなかったから、先にさしときたかったのに、
 もう、貼る端から端からつけに来るから、あきらめたわ。
 そんで、怒ってると思われたら悪いから、逆に、
 『電気屋さんは、どこから来てんの~?』って、にこやかに
 話しかけたり。」

「そんで、つい話が盛り上がって、電気屋さんの手が
 止まって、さらに待たされたりしてね~」

「まあ、そんなときもあるわな。しゃべり好きの職人さんに
 ずっと話しかけられて、そろそろ二階に上がりたいのに…、
 て思いながら相槌打ち続けたり」

まあ、へんに気を遣うところは夫ならではなのかもしれませんが、
わかるような気もしますね。
確かに、現場に何人も職人さんがはいっていると、活気があって、
あわただしそうで、一見スピーディな現場に見えるのですが、
実際は、職人さん同士はストレスだったり、効率がかえって
悪かったり…。
『1+1=2とはならない職人算』ご参照…)

今日は、日曜日。
「今日完了やから、今晩は乾杯やで~」
 夫は張り切って現場に行きました。

「うん、頑張ってきてや~」
 (…っていうか、毎晩、乾杯してるやん)

さて、今日の記事は…
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